10. ページ10
THside
今日も寝坊をして遅刻。
急ぐ必要も無いのでゆっくり歩いていると
前から来たのは…ヌナだった…
気まづいから何も言わずに通り過ぎようと思ったら
ヌナ「ねぇ」
呼び止められた
「何？」
ヌナ「元カノなんだから挨拶くらいしなさいよ〜」
「うん、そうだね」
ヌナ「なんでそんなに冷たいの〜
あ、好きな人できたって言ってたよね」
「うん」
ヌナ「もしかしてこの前コンビニで話してた子?」
「なんで?」
ヌナ「たまたま通りすがって〜見ちゃったの〜」
「そう」
ヌナ「んじゃっ」
それから学校に着いて先生に怒られ…
今日1日長く感じた
「やっと終わった〜」
友達のジェホに「お前はずっと反省文書かされてただけだろ」って突っ込まれた
今日はバイトないから会えないのか…
いや待てよ、カトク教えてもらったじゃん
誘ってみようかな?
「今日空いてる?」の1文が送れず俺はずっと座っていた
もう教室には誰もいなくて結構時間が経ったことに気づいた
急がなきゃと思って送信ボタンを押した
既読はすぐついて俺は返事が来るのをただ待った
「空いてるよテヒョンくんバイトは?」
TH「今日休みだから一緒にどっか行かないかなと思ってさ〜無理だったらいいよ!」
「いいよ、私どうせ暇だったし笑」
TH「本当?じゃあ4時にコンビニ近くの公園の所で!」
「了解」
よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ
誰もいない教室で1人叫ぶ。
電車が遅れてきたので5分遅れてしまった
待ち合わせの場所に行くとAちゃんが誰かと話していた
よく見ると…
ヌナ…………………………………………?
俺はただ驚きを隠せずにいた
でもあっちで話してる2人は笑顔だった
ヌナがいなくなった所で「ごめん!」と言いさりげなく聞いてみる
「さっき話してた人誰〜?」
A「あ、あの人?なんか道に迷ったらしい」
「あ、そうなんだ」
俺は不思議に思った
彼女がよくここを通ってるのに道に迷うはずがない
じゃあなぜ…?
2人で歩いてるなんて前には考えられなかったことだからあまりにも嬉しくてにやけちゃう
A「何かいいことでもあったの?」
「な、な、何も〜」
A「どうせ彼女さんでしょ〜」
痛いところつかれてしまった…
そうだ、彼女には別れたこと言ってなかったんだ
「実はさ…その事なんだけど…別れたんだよね」
A「え…?」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2017年4月5日 0時
