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3月14日

ホワイトデー
グラミー賞発表の前日




バレンタインデーに、チョコより甘いセルカちょーだいと言ったぼくに、ばか。の一言だけ返してきた彼女には、チョコみたいにとろけるようなセルカを送った





今日は寝れない




スーツを着て、メイクをして、髪をセットしてもらって、最高にかっこよくして発表を待つんだ





7人で、

世界中のアミと、

夢を叶えたい。





きっとみんな、みんな同じ気持ちだった





Aお祈りしとくね!



発表の直前
そんなカトクに、緊張で張り詰めていた頰が少し緩んだ




きっと明日も仕事なのに、こんな時間まで起きてくれていること
ぼくたちのことを心から応援してくれていること




もう、ほんと大好きだよ




会話になってないって怒られそうだなと思いながら、大好きと送って、メンバーの元に戻った





___





「あぁー……笑」






その瞬間、なんか血の気が引いた気がした





受賞、出来なかった。





YG「みんな、お疲れ様でした」



爐海海泙任茲きたよ

猖榲頑張ってきたね





ヒョンたちやスタッフさんたちの言葉に
そうですね。とはすぐに納得がいかなかった




ダメだった。
現実なのか?まだ夢の中でしょ?と思いたいふわふわした気持ち





ジミナとホソギヒョンは涙を流した

ナムジュニヒョンとジンヒョンは場を明るくしようとした

ユンギヒョンは前向きな言葉を掛け続けた

ジョングギはアミに申し訳ないと呟いた





ぼくは、動けなかった


気を抜けば、ふわっと倒れそうだった





動けないぼくにジミナが近づいた

涙で湿った目はぼくを捉えて揺れた

そしてあいつはぼくに抱きついて、声を震わせた





JM「…悔しいよ」

TH「うん」

JM「取れると思ってた」

TH「ぼくもだよ…今、感情がまとまらなくてすごく苦しい」

JM「うん」





ジミナの体温に甘えれば、涙が止まらなくなった

そんなぼくを見て、ジョングギもしゃがみこんだ





Aの体温を思い出した
Aはもう見たかな

ごめん、ごめん、ダメだった。
そんなこと言いたくなかったのに





JM「話しておいで」

TH「ん?」

JM「Aちゃんと話しておいで。少し落ち着くまで」





そう言って、ぼくの頭をぽんぽんと撫でたジミナ





ずるいじゃんそんなの
何なのお前、ちょっとかっこいいじゃん





涙を、無理に拭った





彼女はワンコールで電話に出た

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naya(プロフ) - 七夕さん» ありがとうございます!!番外編いいですね〜準備が出来ましたら公開させて頂きますね! (2021年3月23日 8時) (レス) id: 6deec65d7c (このIDを非表示/違反報告)
七夕(プロフ) - 完結おめでとうございます!ほんわかした終わり方で幸せな気持ちになりました…。次のお話のリクエストがなかなか思いつかず申し訳ないのですが、このお話の付き合ってからのお話を番外編として読みたいです♪ (2021年3月22日 1時) (レス) id: 3a53fa8496 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:naya | 作成日時:2021年3月1日 23時

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