32 ページ32
「みっつめは、」
TH「うん」
彼女は、最後のいっこをものすごくためた
TH「言いにくいこと？」
「あーいや、違います…」
TH「ん？言ってよ」
何だろう
あの子のことだから、またウケ狙って考えてるとか？
「私を守ってくれるところ」
君は、はっきりそう言った
咄嗟に言葉が出てこなかった
「聞いてた？」
TH「お？…うん」
「何で何も言わないの！」
TH「あ、いや、すごく嬉しくて」
ぼくは、Aを守れているのか不安だったから
弱くて臆病なぼくが頑張ってることを、君はちゃんと見てくれてたんだね
TH「A」
「はい」
TH『ぼくは、おー…あ、Aの、ヒーローですか？』
「ふふっ笑 うん」
TH「合ってる？」
「うん、合ってるよ」
柔らかい声が、簡単にぼくの心を満たした
また、好きが積もって、会いたい、触れたいと思う
はぁ…ダメだね。欲張りになるのはいけないことなのに
TH「会いたくなった」
「…私も、です」
TH「えっ」
「嘘です」
TH「A、今日甘いね」
「テヒョンくんが普段から甘すぎるんです」
TH「そうなの？ぼく経験ないからわかんない」
「皮肉ですね」
少しだけガードが緩んだ彼女に、言うなら、今しかないと思った
TH「年明けさ、ちょっとオフが続くんだけど」
「うん」
TH「リベンジしてもいい？」
「リベンジ…？あードライブですか？」
TH「うん」
結構前から考えてたけど
あんなことがあったから思い出させてしまうかもと、なかなか言い出せなくて今日になった
「…いいよ。けど、ジミンさんを確実に眠らせてくださいね」
TH「ぶはっ笑わせないでよ」
「ジミンさんこわいです」
TH「わかった笑 じゃあ今度はぼくの家から出発しよう？」
「うん。」
ジミナ、お前怖がられてるよ
さすがだね、ぼくの愛する子は人を見る目があるみたい
TH「家からなら、帰ってきてから少しうちで過ごす？」
「いや、ご家族いらっしゃいますよね？」
TH「あー、うん」
良いんだけどなぁ…
なんならもう、アッパには話しちゃったし
ぼくの愛してる人なんだって紹介してもいいと思ってるよ
TH「会ってもいいよ？」
「いや、あの、テヒョンくん。順番ってものがあるでしょう？」
TH「順番…」
あー…
これ、ぼく、またやらかしたみたい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2222人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
naya(プロフ) - 七夕さん» ありがとうございます！！番外編いいですね〜準備が出来ましたら公開させて頂きますね！ (2021年3月23日 8時) (
レス) id: 6deec65d7c (このIDを非表示/違反報告)
七夕(プロフ) - 完結おめでとうございます！ほんわかした終わり方で幸せな気持ちになりました…。次のお話のリクエストがなかなか思いつかず申し訳ないのですが、このお話の付き合ってからのお話を番外編として読みたいです♪ (2021年3月22日 1時) (レス) id: 3a53fa8496 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：naya | 作成日時：2021年3月1日 23時
