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HS side
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『いやだよ』
「しっ、しずかに」
こんな夜中なのに兄さんに連れられて僕はナジョンにいる
ナジョンは新羅を建国した初代の王様が
祀られてるとても神聖な場所だ
この場所で今日は
王女派の子息のスホと
王派の子息のパンリュが喧嘩するらしい
どう考えたってばれたら終わりなのに
彼らはなにを考えているのだろうか
兄さんを先頭に決闘の場所へ急ぐ
「こんなことなら俺が先に
書状をだすべきだった！！！行くぞ！！」
そういってスホはずんずんと歩き出してしまうから
僕は思わず隣の友達の袖を引っ張って
『どうする？』と聞いたけれど
その友達はかすかに目を伏せただけで
なんの返事もない事が
僕はこの場所から立ち去れる理由がない事を示していた
しかたなく乱闘に混ざり
僕を攻撃してくる人にだけ攻撃をした。
ごめんなさい、
だけど僕は自分の身は守りたいからとつぶやきながら
しばらくして
「お前ら、何をやっているんだ」
と怒鳴り声がした
そのあと直ぐに衛士たちがやってきて
僕達はつかまった
いすに縛り付けられたまま夜を明かした
朝になって官位が高そうな人が
「
花郎、、、僕が憧れる花郎
スホは真っ先に手を挙げて誓約書を書いてゐる
ぼくは、どうすればいい？？
いま花郎にならなければ捕まって
死んでしまうの？
そうなればもう、きみには会えない
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作者名：蒼井章 | 作成日時：2021年6月4日 20時
