自信3 ページ44
JK SIDE
入ってきた俺の方を見ずに向こう側を向いて横になっているA
「もう帰ってきたのー？早い…」
そう言いながら寝返りを打ったAと目が合う俺
少しだけ顔色が悪そうだけどなんとか元気みたいだ
良かった、安心した
そして、俺を見るなり目を何倍にも開かせて、身体を起こしたA
おい、無理すんなよ
なんて言えるはずもなく黙って見つめる
てか、細すぎないか？ちゃんと食べてる？
「ど、ど、どうしたんですか…！」
さっきまでチャニョルさんに向けていた甘い態度とは裏腹に慌てふためいて前髪を整えている
JK「倒れたって聞いて」
それで？
心配になって会いにきたなんて言うのか？
そんな恥ずかしいこと言えるはずもなく
「えっ…」
驚いたように俺をまっすぐ見つめる
口をパクパクさせて何か言いたそうだけど、言葉が見つからないようだ
俺も何か言えるはずもなくなんとなく気まずい雰囲気が流れ出してきた
やばい、チャニョルさんそろそろ帰ってきそう
JK「…リレー…」
「はい…？」
JK「…リレー勝ったから…！れ、連絡先？渡しにきただけ」
Aは思い出したかように、あぁ…！と言ってきょろきょろしてる
俺はぶっきらぼうに俺のカトクのIDが書いてある小さな紙をAの小さな手に無理やり押し付けた
JK「帰ったら…連絡するから！」
閉会式終了の花火の音が聞こえてきた
「えっ、あっはい…」
何その反応
俺の連絡先貰って嬉しくないの？
今までの女の子たちはみーんな嬉しそうに飛び跳ねてたり泣いてたりするくらいなのに
それに比べてAは俺をぼーっと見つめているだけ
なんだか俺は急に恥ずかしくなって早足でドアへ向かった
なんだよ、リレーの姿をみても俺に惚れないって言うの？
だったら力ずくでも何してでも俺のこと好きにしてみせる
何も言わずに出て行こうとしたけどそれじゃあなんだか俺の敗北みたいで悔しくなった
JK「…み、水いっぱい飲めよ！」
そう言い捨てて俺はチャニョルさんと同じくらい顔を真っ赤にさせて楽屋を出た
.
続く (更新停止中)
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かぼまる(プロフ) - 19881991koreachさん» みきさんコメントありがとうございます！アユクデの話を書いてみました！出演者は朝から夜まで大変ですよね（ ; ; ） ジョングクの足の速さに私も惚れそうになっちゃいました！ありがとうございます！ (2019年7月24日 1時) (
レス) id: c2848d98a7 (このIDを非表示/違反報告)
19881991koreach(プロフ) - はじめまして。｢みき｣と申します。アユクデですか。何回もTVで観てますが朝が早くて終わるのが夜遅いと有名な番組。ジョングクの走りが速いのも有名です。主人公も頑張って (2018年7月10日 14時) (レス) id: 0ec91b2d96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぼまる | 作成日時：2017年8月6日 21時
