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どれくらい泣いたか分からない。
だけどこんな俺を見てAは笑っているような気がして、急に気恥ずかしくなる。
「また直ぐに会いに来るよ」
いつまでも留まる訳には行かないから
重たい腰を上げ、家へと歩き出した。
住宅街に入って
ある民家からキムチチゲの匂いがした。
"私ジェジュンの作るキムチチゲが世界で1番好き！"
ああ、今日はよく思い出すな
せっかくのオフでも
どこにも連れて行ってやれなくて
いつもどっちかの家で過ごして一緒にご飯を食べた。
いつだったか
どこも連れてってやれなくてごめんって謝ったら
"ジェジュンと一緒ならどこだって最高の場所でしょ？"
"それにジェジュンの手料理が食べられるなんて幸せ"
そう言って笑ってくれたよね？
今日は久しぶりにキムチチゲでも作るか
ねえA、1人で食べるチゲは寂しいよ…。
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作者名：のら | 作成日時：2017年8月18日 1時
