クロッカスの君へ 2 YG (ページ10)

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かのじょの最初で最後の願いページ10

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「で、今日は何すんの？」

『…え、と。今日は最後のミーティングなので、今後のことについてもう一度確認するだけです。』

「…そ。」

ジスちゃんの件は、なんとなくだけど予想はついた

多分、ユンギが何かしらを動かしてジスちゃんを遠のけたんだと思う

でもなんでそんなことをしたのかわかんない

だって付き合ってるんだよね？？

『……で、こんな感じです。明後日デビューなります。以上です。』

「…………」

『大丈夫でしょうか？』

微動だにしないユンギ

『あの…』
「あいつが何言ったかは知らねぇけど。俺ら付き合ってねぇから。」

一度も視線をそらさずに、そう言われる

『…そう、なんだ。でも、なんで私に？』

「別に。勘違いされんの嫌だから」

『っ、そっか。分かったよ』

なんだか嬉しいな

勘違いして欲しくなかっただなんて

私、いいように捉えちゃうよ

そう言えば。

ずっと言いたかったけどジスちゃんの存在に遠慮して言えなかったことがあるの

付き合ってないって事は

それを今、もう言っていいってことだよね？

『ねぇ、ユンギ？』

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