クロッカスの君へ 2 YG (ページ18)

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なきたがりの私を許してページ18

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「「ユンギ、綺麗だね」」

「「Aの方が綺麗だよ、とか言った方がいい？」」

「「別にいーですー」」

「「ははっ…来年もまた花火見に来ような。」」

「「…うん。」」

「「あはは！この芸人さん面白い！」」

「「まじでお前とはツボが合わねー」」

「「ユンギはお爺ちゃんだもんね」」

「「あ？？ならお前も婆ちゃんだろ。」」

「「ふふ、シワシワになっても、ずっと一緒にいれたらいいのに…」」

「「ずっと一緒じゃねーの？」」

「「もういいって！！ユンギは何もわかってくれないから！」」

「「言わなきゃわかんねぇだろ！」」

「「だって…」」

「「だって何？怒らないから。A？ちゃんと言ってみろ。」」

「「全然構ってくれないじゃん…」」

「「はぁ、早くそれ言えって…ほら、おいで。」」

一筋の涙が頬を伝う

気がつけば、ユンギが心配そうに私を見てて

優しく涙を拭ってくれた

「お前、今日どうした？なんか変じゃねぇ？」

『っそんなこと、ないよ。』

「無駄にテンション高ぇし…また泣いてるし」

『……嬉し泣きだから、いいの。』

嬉し泣きって何だろう

涙は悲しいものなのに、嬉しい時にも出る

矛盾してる

『指輪、気に入ってくれてよかったぁ…』
「………」

困った顔させて、ごめんね

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