い まはまだ言えない ページ27
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風の音も
息遣いも
鼓動も
何も、聞こえなくなって
あぁ、こんなにも
私はこんなにも貴方が好きなんだって
痛いくらいに改めて実感したの
『っは』
無意識に息を止めてたのかな
バクバクと鳴り続ける心臓が苦しくて
胸を鷲掴みにしても、ツラい
身体中に熱が帯びて、うっすらと汗が吹き出てくる
あぁ、そうかって
『あはは、すごいタイミング！分かってる、ちゃんと分かってるから…！』
好きって
大好きって
伝えられない理由があって
伝えられない時間が長くなればなるほど
想いが募って
人って、もう手に負えないほどになっちゃうんだね
深呼吸をしながら、もう誰もいない道路を眺めていると
いきなり酷い眩暈がして、視界が歪んだ
立っていられないほどの眩暈に、またかって
もう何度も、私を支配するこの狂った景色に
ほんと、嫌気がさすの
「…………かっ？！大丈夫ですか？！」
意識が途切れる前、誰かに声をかけられたような気がしたけれど
誰なのかは、分からなかった
ただ、腕に触れた温もりに少し泣きそうになったの
彼とは程遠い、がっしりしたその腕に
そんなはずないのに、一瞬でも貴方が来てくれたんじゃないかって
馬鹿な期待をしてた私に、とどめを刺された気がして。
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エマ(プロフ) - パコラバンヌさん» パコラバンヌさん！コメントありがとうございます（ ; ; ）前の作品でもコメントありがとうございました！一生懸命頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします(^^) (2016年12月21日 18時) (
レス) id: 9dd6b0053a (このIDを非表示/違反報告)
パコラバンヌ(プロフ) - エマさんの新作！またまた面白い予感です！！！頑張ってくださいね（*＾＾*) (2016年12月21日 6時) (レス) id: f312053190 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エマ | 作成日時：2016年12月20日 23時
