SHINee *CAT GIRL* Taemin (ページ50)

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ずっとそばにいて　TMside ｛完結｝ページ50

「ごめんなさいっ、どうでもいいですよね?!変だな…(苦笑)何かテミンさんになら不思議と
お喋りになってしまいました。ゆっくり飲んでください。花の手入れをしてますので」

ﾃﾐ「――待って!!」

思わず立ち上がって彼女の腕を掴んでしまった

その勢いで膝に乗っていた猫も落ちてしまって
逃げるようにどこかへ行ってしまった

「え…あの…」

ﾃﾐ「もっと…聴かせてくれませんか？」

イル…かもしれない
あなたの話が聴きたい

「――はい///」

それから僕は何度も彼女のいる花屋に通い
彼女と他愛のない話を沢山した

一年後が過ぎた

僕とAは
自然と付き合うようになった

本当に自然の流れで…

ヒョン達にも反対はされる事もなかった。

たぶん、ヒョン達もAの事をイルだと信じてるから

「今日もいい天気だね」

ﾃﾐ「うん…」

散歩日和の今日、僕らは日の当たる公園の芝生の上に
肩を寄せ合って座っている

ﾃﾐ「そういえば、もう1年が過ぎたんだ。Aと初めて会ってから」

「そっか…もうそんなに経ったんだね…。私ね、あのときテミンを初めて見た時感じたの」

ﾃﾐ「ん？何？あ、もしかしてかっこいいって？(笑)」

「そう(笑)それもあるけど、私ね…テミンと…初めて会った気がしなかったんだ。ずっと前から知っていたような気がしたの」

ﾃﾐ「!!!」

「運命…だったのかな？」

ﾃﾐ「そうかもしれないね…」

たぶん
Aはイルだと思う

でも確証を持てないのは
未だにAの記憶が戻らないこと…

だけど、今はそれでもいいって思ってる

こうやって一緒にいる事が出来ているから

ﾃﾐ「A…」

「ん？」

ﾃﾐ「これからも…、僕のそばにいてね」

「うん」

イルが僕を守ってくれたように
今度は僕が
君を守ってみせるよ

芝生の上で座っている僕らだけを
春を知らせる風が優しく包みこむように過ぎ去っていった

ﾃﾐ「――もうすぐ春…だ」

「そうだね」

"ずっと一緒に居よう
もう…僕のそばから居なくならないで"