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覚醒 ページ44
同時刻…
とある小さな島の病室…
看護婦「先生！先生!!Aさんが目を覚ましました!!」
先生「本当か!?Aさん分かるかい？」
「……ここは」
看護婦「病院ですよ。Aさんがここにきてもう２ヶ月も経ったんです」
「……２…ヶ月…」
先生「瞳孔も正常だ。もう大丈夫だろう」
それから私は
看護婦さんから色々の話を聞かされた
島の海岸に流れついていた私をここの先生が見つけて
助けてくれたと
そして身分を示すものを何一つもっていなかった私に仮として
キム・Aとつけられた事
先生は警察にも問い合わせたけど、捜索願いすら出ていなかったって
改めて名前を尋ねられて
自分の名前が何なのか答えられなかった
先生が言うには記憶喪失だろうと…
私は目が覚めてもしばらく
この病院にいる事になった。
でも人口が100人にも満たない小さな島の病院に
私がずっと居座るわけにもいないと思い
先生に島を出て仕事をしたいと申し出る
少しでも先生や看護婦さんに恩を返したい
すると先生はソウルにある知人がやってる花屋を紹介してくれた。
花屋の二階には寝泊まりできる部屋があるから
そこに寝ればいいって
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作者名：ユル☆
x他1人 | 作成日時：2013年1月21日 15時
