SHINee *CAT GIRL* Taemin (ページ41)

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イルの声　TMside ページ41

ﾃﾐ「…部屋に寝かせてくるよ」

ｵﾆｭ「…あぁ」

ベッドの上に下ろすと

時々イルは痛みからなのか
身体をビクっとさせて
人と猫の姿を交差させていた

「…っ」

イルが目を覚ました
虚ろな瞳で僕を見あげる

ﾃﾐ「…イル気分はどう？何かほしいものはない？」

「……」

何も喋ってくれず、ただ瞳から涙が流れていた

ﾃﾐ「イル…僕ね？聞こえたんだ…イルでしょ？僕を呼んでくれたのって」

「……っ」

ﾃﾐ「もう一度聞きたい…イル…僕の名前を呼んで」

すると起き上がることを儘ならない状態で
身体を起こすと僕の顔を見ながら

「…テ…ミン」

ﾃﾐ「！！！…っイル!!」

嬉しいのに
イルの声を初めて聞けたのに
胸が苦しくて涙が止まらなくなる。

TM「…っっく…、ｲ…ﾙ…」

泣いてる姿を見られたくなくて
手を目元を覆っていたら

ふわっとイルの身体に包まれた

「ﾃﾐ…好き…」

ﾃﾐ「!!…イルっ。うん…っ僕もイルが好きだよ」

泣きながら言うとイルは僕の涙を手で拭いとって
微笑んだ表情を見せた
今まで見たことないほど穏やかで幸せな表情…

次第にイルの身体がフェードアウトしていって
猫の姿のイルが僕の膝の上で身体を冷たくしていた。

ﾃﾐ「…ｲﾙ？…イルっ、イル!!」