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鬼だ ページ5
？「テミナ！もういいだろ？行くよ！」
ﾃﾐ「ヒョン！ちょっと来てよ！子猫がいたんだけど、すごく怪我してるんだ!!」
ｵﾆｭ「ちょっと待って」
もう一人増えた男の子
お兄さんなんだ。でも似てないな
ｵﾆｭ「あぁ怪我してるのか」
私の足を掴んで持ち上げる
ちょっ痛い！痛いってば!!もっと丁寧に扱ってよ!!
「ﾐｬｰ!ﾐｬｰ！」
ﾃﾐ「ちょっとヒョン！可哀想だよ！」
ｵﾆｭ「あ、ごめんごめん。っさ、テミナ戻ろう。遅れるとまずいだろ？」
ﾃﾐ「え？この子は！？置いてくの？怪我してるし、このままじゃ死んじゃうかもしれないじゃん」
ｵﾆｭ「連れてってどうすんだ？病院に連れていく時間もないし、看てやる事もできない」
ﾃﾐ「それは…そうだけど…」
ｵﾆｭ「ほら、いくよ」
ﾃﾐ「…う、うん」
あぁ…鬼だ
この人は鬼だわ
ﾃﾐ「ごめんね？子猫ちゃん。これで少しは良くなるといいんだけど…」
そう言って、ポケットから取り出したハンカチで私の足に巻いて
車に乗って去っていった
はぁそう簡単に
いくわけないか…
私…このままどうなるんだろう
誰にも助けてもらえず、死んじゃうのかな？
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作者名：ユル☆
x他1人 | 作成日時：2013年1月21日 15時
