SHINee *CAT GIRL* Taemin (ページ40)

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目の前で起きた光景　TMside ページ40

信号が変わったから渡っていたら

名前を呼ばれて後ろを向いたら
身体を押されて
目の前にはイルが人の姿でいた。
でも一瞬にして僕の視界から消えて
鈍い衝撃音が耳に入った

僕のそばで停車した大きなトラックは
バンパーが大きく破損していて
フロントガラスも粉々にひび割れていた

２０ｍ先には
ぐったりした猫の姿のイルが…横たわっていた

ﾃﾐ「イル…イル？…イル!!」

血まみれのイルを抱えて何度も名前を呼ぶけど
反応しない。

ﾐﾉ「テミン!!」

ﾃﾐ「あっヒョン!!イルが…っイルが!!」

ﾐﾉ「!!イル…っ」

ヒョンも僕のそばにきてイルに声をかける

ｵﾆｭ「テミ…っ!!」

ｷｰ「あ…イル…っ」

ｼﾞｮﾝ「一体なにがあったんだっ!!」

ｵﾆｭ「とりあえずテミナ、早く病院へ連れて行こう」

ﾃﾐ「う、うん!!」

ｵﾆｭ「ミノは事務所に連絡して事故の事の説明して」

ﾐﾉ「分かった」

ｵﾆｭ「ジョンヒョンは部屋を綺麗にして温かくしておいて」

ｼﾞｮﾝ「分かった」

ｵﾆｭ「キボムはイルが好きな物を用意しておいて」

ｷｰ「!!…分かった」

ｵﾆｭ「テミナ行こう」

ﾃﾐ「うん…っ。イル頑張って!死んだらダメだよ！！」

それから病院に連れて行って処置をしてもらった

でも医師からの説明は残酷だった。

今、生きている事が不思議なくらいな状態だって…
いつ何が起きてもおかしくないって

ﾃﾐ「――だったら…連れて帰ります」

ｵﾆｭ「ﾃﾐﾅ!?」

ﾃﾐ「こんな寂しい場所でイルを死なせたくない。僕らみんなと一緒に過ごした家で一緒に…っ…最後まで…居たい」

ｵﾆｭ「!!…分かった。連れて帰ろう。ジョンヒョンが部屋を温かくしてるから大丈夫だよ」

宿舎に戻ると
3人が玄関まで駆け寄ってきた。
でも僕らの表情を読み取って
顔が凍りつく

キボミヒョンは今にも泣き出しそうな顔をしてキッチンに向かった