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泣いていたアイツ MHside ページ18
ﾃﾐ「ねぇ…今日イルの様子が変なんだ。ご飯も全然食べてくれないし…ずっと外ばっか見てるんだ」
ｼﾞｮﾝ「ﾎｰﾑｼｯｸとかか？こいつ捨て猫だろ？親が恋しいんじゃないか？」
ﾃﾐ「そうなのかなー…ここじゃ楽しくないのかな…」
ﾐﾉ「……」
その日の夜…
俺はいつものようになかなか寝付けないでいた。
他のメンバーはすでに寝息を立てて眠っているようで
起こさないようにベッドから降りて部屋のドアノブに手をかけようとしたら
ドアの向こうからイルの鳴き声が聞こえてきた
あいつも起きてるのか…
ドアを静かに開けると
ベランダの方から鳴き声
「ﾐｬｰｰ…ﾐｬｰ…」
ﾐﾉ「…イル？どうした？また眠れないのか？」
「ﾐｬｰ」
ﾐﾉ「!!」
猫と人の姿が交差するイル
人の姿をしていたイルは泣いていた
ﾐﾉ「……泣いて…るのか」
(止まらないの…っいくら拭っても溢れてくるの…)
首を振るイルを俺は触れるか触れないかのギリギリのところで包みこむように腕を回した
ﾐﾉ「一人で泣くな」
(ミノ…っ…!!)
触れてはいなかった身体が胸に飛び込んできた
何があったのかは分からないけど、たぶん…今朝の｛事故｝を見てからだよな…
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作者名：ユル☆
x他1人 | 作成日時：2013年1月21日 15時
