2. ページ14
何買おうかなあ、とつぶやきながら歩いていった。
思わずグループに誘って、有名なスイーツをオススメした。
あんことマスカルポーネチーズを最中の皮で挟んで食べる、有名なお菓子だ。
家族にもリクエストされているので俺も買うつもりだ。
「あ、これならいいかも。ありがとな」
嬉しそうに二宮先生が言った。
「まーく…相葉先生、スイーツ部だからな」
「え?吹奏楽部の顧問ですよね?」
「違う違う。個人的に作ってんだよ。部長が大野さんで副部長が相葉先生。ヒラの部員が櫻井さん」
三人でおいしいスイーツを探して食べているとか。
しかし忙しくて時間がない相葉先生や櫻井さんが食べないと大野さんの機嫌が悪くなるそうだ。
「おもしろい部ですね。二宮先生は入らないんですか?」
「俺もお願いしてるんだけどなあ」
なかなか入れてくれないんだよ。
苦笑いしながら先生は言った。
なんだか相葉先生たちのことを語ってるときが嬉しそうだな。
旅行から帰ってきてから数日して、二宮先生から小さな包みを渡された。
中身は京都のゆるキャラのキーホルダーだった。
「相葉先生のお土産探し手伝ってくれたお礼だ。みんなにはナイショだぞ」
「喜んでカバンの一番目立つところにつけてナイショにします!」
「お前な…」
先生が呆れた様子でくるりとイスを回転させた。
34人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
taeko(プロフ) - 青山白樹さん» なんとか完結までたどりつきました。健気でわんこみたいな西畑くんのことを書けたらいいなあと思っていました。先生はそんな彼を優しく見守ってくれたと思います。青山さんすごいほめてくださりありがとうございます!嬉しすぎて踊っちゃいます♪ (2018年10月16日 20時) (レス) id: 498b01b17a (このIDを非表示/違反報告)
青山白樹(プロフ) - 遅ればせながら完結おめでとうございます。穏やかな雰囲気の西畑君の健気さとその視線を通して見つめる先生。同じ様に胸をきゅんとさせたり子犬の様に後を追いかけたり遥か昔片隅に追いやったラブとライクの中間色の堪らなさを体感させて堪能させてもらいました! (2018年10月16日 9時) (レス) id: 605ca9993f (このIDを非表示/違反報告)
taeko(プロフ) - やまさん» ついに勢揃いの五人です!職種は違えど絶対仲良しですよね!そして相葉先生聖誕祭はすぐにネタが決まりました。にのみ先生なら言いそうだなあと。そしてパーティにちょこんとしているところとかもう!TOP担ならではです。やまさん嬉しいコメントありがとうございます! (2018年10月2日 18時) (レス) id: 498b01b17a (このIDを非表示/違反報告)
やま(プロフ) - あの5人が勢ぞろいした文化祭には思わずきゃー♪と内心叫び、心温まる進路指導に感涙寸前。そして訪れた相葉先生生誕祭☆お祝いしないと低評価の対象にしてしまう二宮先生に爆笑!さすがTOPが担任のクラスは違う!ちょこんと参加してる二宮先生がまた可愛い♪愛だわ〜 (2018年10月2日 1時) (レス) id: 992e5e1b8c (このIDを非表示/違反報告)
taeko(プロフ) - LILYさん» いらっしゃしませっ!あの彼の視線での先生。カッコよくてかわいくてたまらないんだろうなあと思います。球技大会でのまーくんの活躍にちょっとジェラシイな彼です。ふふ。楽しみと言ってくださり嬉しいです。りりさんありがとうございます! (2018年9月27日 18時) (レス) id: 498b01b17a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:taeko
作成日時:2018年9月23日 21時