お友達になりましょう ページ10
「ねーねー！！さっきの幅跳びのヤツって私にも出来たりする？」
「えっ…」
「ねー私もバーン！！って水で飛んでみたいんだけど！！」
私の隣で広い更衣室だというのに控えめに着替えるAに、目の黒い見た目がすごく派手な子と、透明の女の子がAを間に挟んで話す。
みんな個性把握テストを終え、女子更衣室ではそれぞれの個性の話で盛り上がっていたのだ。
その中でも注目されたのが、創造でなんでも作り出すことが出来る八百万さんと、個性をいろんな使い方で注目を集めたAの個性が話題になっていたようだ。
「あっ自己紹介だ！アタシ芦戸三奈！個性は酸！」
「私葉隠透！！見た通り個性は透明だよ！」
元気で明るい二人に比べてA小さい声で自己紹介して顔を伏せて体を小さくする。
もうクラスの子たちには私達が仲がいいのは知られていて、あまり反応が良くないAに二人はウチに話しかける。
「どうかした？」
「A緊張してるみたい」
「二人って同じ中学なの？」
「親戚なんだ小中って同じ」
「え！？そうなの！？」
「だから仲いいんだ！！」
「確かに触れたモノを動かすところ似てるわね」
フレンドリーな人達にAは少し困惑していて、ウチにいつものように目で助けを求めるように見つめる。
「蛙吹さんの個性は？」
「梅雨ちゃんと呼んで、私の個性は蛙よ」
Aの個性の話から少し話がズレるとホッと息を吐くそんなAを背の低い梅雨ちゃんは下から覗いて話しかける。
「Aちゃんの個性私と相性がいいわ」
「へっ…？」
「私水がとても好きなの」
目を泳がせて言葉を詰まらせるAに梅雨ちゃんは迷惑だったかしらと、困った顔でウチを見るとAが咄嗟に首を振る。
「その…話すの得意じゃない…ごめんなさい…」
「謝る事じゃないわ。自分のペースで良いのよ」
梅雨ちゃんの優しい言葉にAは今までの人とは違うと驚いた顔で少し俯いていた顔を上げてて珍しく他人と目を合わせた。
昔の事故から両親を亡くしたショックと、多分事故の事を聞かれて思い出すのが嫌なのだろう。
今は家族以外の人達と少しづつ話すようになったけど…昔は誰とも話さなかった子がいきなり、明るくしゃべるなんて難しい事だ。
「Aちゃん髪も綺麗と思ってたけど、目もとても綺麗ね」
髪と目を褒められた時Aがちゃんと顔を上げて目を合わせた。
「父さん譲りなの…」
「そうなの、素敵ね」
「っ…///ありがとう」
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オプファー(プロフ) - 峰田が峯田になってるところが多いですよ、 (2018年10月27日 16時) (
レス) id: e23b6d792c (このIDを非表示/違反報告)
花丸(プロフ) - 飯田くんとの絡みがある！飯田くん推しなんでうれしいです。タイトルの絵めっちゃ上手いですね！可愛いです。更新頑張ってください！応援してます (2018年10月25日 6時) (レス) id: 9f8ca62b60 (このIDを非表示/違反報告)
エリンギ(プロフ) - ロアさん» ロアさんコメントありがとうございます！色ぬりはてんでダメなんですが、これからも描かせていただきますありがとうございます！峰田くん！大変失礼しました！まだまだ沢山ミスがあるかと思いますが、よろしくお願いします (2018年10月22日 20時) (レス) id: 41bd9cc7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - あとすみません！グレープ君の名前は峯田ではなく峰田だと思います！ (2018年10月22日 19時) (レス) id: 1b3cb3793c (このIDを非表示/違反報告)
ロア - タイトル？の絵、物凄く上手ですね！お茶子ちゃん大好きなので嬉しかったです！更新無理しない程度に頑張って下さい！ (2018年10月22日 19時) (レス) id: 1b3cb3793c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2018年4月1日 22時
