また同じところで ページ38
今日の戦闘訓練の事を思い出していると、昨日と同じ所で水操と会う。
また花でも買いに来てるのかと思ったら、やっぱりそうで昨日と同じ花屋の前で立っていた。
「轟くん！？」
今日は俺に気づいて大きく手を振る水操の腕には戦闘訓練で落ちた時にでも痛めたのか包帯が巻かれていた。
「また会ったね」
「…腕平気か？」
「うん、轟君には怪我を心配してもらってばっかりだね」
言われてみれば何でこんなに水操の事を心配して声をかけてるんだろうか…
別に他人がケガしてもわざわざ声なんてかけなかったのに
「轟君ビデオでみたよ！すごいね！！一瞬でぶわぁあって！――シュウって！」
水操の語彙力に瞬きしながら負けたことを励ました方がイイのか考えるが、スッキリした顔をしていた。
「…また花買いに来たのか？」
「うん！昨日はあげれなかったから」
そう言えば昨日は怪人に台無しにされていたことを思い出す。
「でも実は…」
花屋を横目で見るので目線を辿ると墓花が丁度売り切れていた。
「墓場から近いから、すぐ売り切れるみたい…」
苦笑いで頬をかいて「またあげれな」と水操は少し残念そうに言った。
「花屋ならこの先の商店街にもあるぞ」
「えっ？！そうなの！！」
思い出すこともないだろうと思っていた商店街の花屋が不意に頭に浮かんで答えてしまう。
「商店街…」
「知らねぇのか？」
「うん、この辺まだ詳しくなくって」
通学路だと思ってたが、違うのかこの辺りならこの花屋よりは知られてると思ってたが…
「こっちだ」
「えっ…」
「買いにいかねぇのか？」
なんで案内なんてしようと思ったんだろうか、気づいたら口にしていて水操も驚いていた。
「案内してくれるの？」
「…あぁ」
「い、いいの？用事とか…」
「別にねぇよ。必要なんだろ」
「あ、ありがとう！！」
先に歩く俺の隣を歩く水操は嬉しそうで、案内する気なんて無かったが、水操を見てるとなぜか後悔や悪い気はしなかった。
「ありがとう轟君」
「あるか分かんねぇぞ」
「うん」
まだ着いてもいねぇのに嬉しそうに俺にお礼を言う
他人と並んで歩くことなんて滅多とないから変な感じで、水操の小幅は俺よりも思ったよりも小さく自然と歩く速度を合わてしまう。
「早かったら言えよ」
「ありがとう」
何故だろうか、相手を見てしまうのは自然な事なのか…
自分の新鮮な行動に不思議だなと考えながら商店街に向かった。
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オプファー(プロフ) - 峰田が峯田になってるところが多いですよ、 (2018年10月27日 16時) (
レス) id: e23b6d792c (このIDを非表示/違反報告)
花丸(プロフ) - 飯田くんとの絡みがある！飯田くん推しなんでうれしいです。タイトルの絵めっちゃ上手いですね！可愛いです。更新頑張ってください！応援してます (2018年10月25日 6時) (レス) id: 9f8ca62b60 (このIDを非表示/違反報告)
エリンギ(プロフ) - ロアさん» ロアさんコメントありがとうございます！色ぬりはてんでダメなんですが、これからも描かせていただきますありがとうございます！峰田くん！大変失礼しました！まだまだ沢山ミスがあるかと思いますが、よろしくお願いします (2018年10月22日 20時) (レス) id: 41bd9cc7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - あとすみません！グレープ君の名前は峯田ではなく峰田だと思います！ (2018年10月22日 19時) (レス) id: 1b3cb3793c (このIDを非表示/違反報告)
ロア - タイトル？の絵、物凄く上手ですね！お茶子ちゃん大好きなので嬉しかったです！更新無理しない程度に頑張って下さい！ (2018年10月22日 19時) (レス) id: 1b3cb3793c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2018年4月1日 22時
