実力試験３ ページ4
吐く麗日さんに同じく口を押さえ水操さんは背中を摩って、地面に倒れてる僕の方を見ると肋を押さえ倒れそうになりながらも僕の方に走ってくる。
「…あんまり動かない方がいいよ」
こんな状態の僕が言うセリフではないなと思いながら水操さんに言うと涙目で僕の背中に手添えた。
「ごめんなさいっ…」
水操さんの手から震えが伝わる。
筋肉の使い過ぎによる痙攣なのか、何かに怯える震えなのか水操さんは僕ではなく、誰かに謝るとブツブツと小さい声で何か言って僕の背中に置く手を離さなかった。
「もどせっ…もどれっ…お願いっ…」
ポタポタと涙を地面に落として、僕の背中を撫でるように摩った。
≪試験終了！！！！！！≫
「！！」
「そんな…まだっ…この人は…」
試験終了の合図に疲労とショックそして痛みで僕は気を失いそうになる。
「私のせいでっ…ごめんなさい…」
「君のせいじゃ…僕は…？」
次ははっきりとわかる僕に水操さんは謝った時、さっきまで僕は激痛に襲われていたのに嘘のように痛みが和らいでいるのに気づいた。
「いっ…治ってはない？」
「ごめんなさいっ…ごめん…なさい」
自分でも分かるぐらい骨がバッキバッキに折れた感覚に痛みがあった。
腫れだって尋常じゃないぐらいさっきまで…
今見たら、腫れもひいていてただ強く打っただけの様に青あざが出来ているだけで…
痛みもほとんどなく、普通今までと同じようにしっかりと動かせるようになっていて、骨が繋がっていると手に取るように分かった。
僕の体にいったい何があったのか…僕の隣で泣いて謝っている水操さんが何かしたのか…
でもどうやって…
「君たち平気か？！」
「！！」
あの怖そうな人だと思っていたけど、これから真面目で優しいと知る飯田君が僕たちに声をかけて来てくれた。
「僕は平気…それよりこの人を…」
「わぁぁあん…」
まるで子供みたいに泣きじゃくる水操さんに飯田君も僕もどこか大怪我でもしてるんじゃないか心配したが、彼女自身見たところ大した怪我はしていなくて、何で泣いているか理解ができなかった。
「どこか痛むのか！？雄英の先生をっ…」
「私のせいでみんなっ…みんなっわぁあああん――…」
皆とは麗日さんと僕の事なのか…怖いのにあの時麗日さんんを助けに走り出したのは僕と同じで咄嗟の行動だったのだろうか。
君のその青い瞳はこの時僕どう映していたのだろうか。
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オプファー(プロフ) - 峰田が峯田になってるところが多いですよ、 (2018年10月27日 16時) (
レス) id: e23b6d792c (このIDを非表示/違反報告)
花丸(プロフ) - 飯田くんとの絡みがある！飯田くん推しなんでうれしいです。タイトルの絵めっちゃ上手いですね！可愛いです。更新頑張ってください！応援してます (2018年10月25日 6時) (レス) id: 9f8ca62b60 (このIDを非表示/違反報告)
エリンギ(プロフ) - ロアさん» ロアさんコメントありがとうございます！色ぬりはてんでダメなんですが、これからも描かせていただきますありがとうございます！峰田くん！大変失礼しました！まだまだ沢山ミスがあるかと思いますが、よろしくお願いします (2018年10月22日 20時) (レス) id: 41bd9cc7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - あとすみません！グレープ君の名前は峯田ではなく峰田だと思います！ (2018年10月22日 19時) (レス) id: 1b3cb3793c (このIDを非表示/違反報告)
ロア - タイトル？の絵、物凄く上手ですね！お茶子ちゃん大好きなので嬉しかったです！更新無理しない程度に頑張って下さい！ (2018年10月22日 19時) (レス) id: 1b3cb3793c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2018年4月1日 22時
