甘くて、熱い【TH】

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3つのカラーコーンを抱えながら、私は体育館裏の用具入れを目指す。





見学だからっていう理由でナムジュン先生にカラーコーンの片付けを頼まれる填めに、私はしょうがなく引き受けた。






なんだか暑すぎて自分の足が進んでないんじゃないかって思う。猛暑でくらくらする。





でも、ナムジュン先生に頼まれたし、引き受けたのに投げ出すことなんて出来ないと思った。





やっとのことで体育館の近くまでたどり着いた。体育館の用具室からいやらしい声が聞こえた。





？「んっ、くすぐったい、そんなになめるなって。」




私は耳を疑った。用具室に人がいる？今入っちゃいけないやつだよね？どうしよ。




？「わっ、こらっ、お前は本当に可愛いな。」




誰なの？絶対入ったら気まずくなるじゃん、姿は見えないが、聞こえてくる甘い声と言葉に、余計にクラクラしてしまう。




まさかこの中で、あんな“コト”や、いろんなことを…
いやっ、何考えてるんだ私。




とにかく…ここから逃げなくちゃ。
私は立ち上がろうとしたら、ついカラーコーンを落としてしまった。





視界がグラッと反転した。
痛いっ。私は転んでしまい、その場に倒れこんだ。




すると用具室のドアが開いて、誰かが此方に向かってきた。
その瞬間視界が見えなくなった。




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