甘くて、熱い【TH】

love game_1 ページ1

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暑い夏を迎えようとしているのに、制服のブラウスの上に着るのはカーディガン。





縦長の鏡の前に立って自分の姿を見る、相変わらず季節とは不似合いな制服。本当に自分は馬鹿なんじゃないかって、思わず苦笑いがこぼれる。





学校に行くため外に出た。太陽が出ており、身体中が熱い。






こんな格好をしてるからなんだけど。
太陽の遮断された世界に、たった一人身を投じる。






汗がだらだらと身体中を滑る。息が荒くなる。それでも私は夏の熱からは逃げられない。






校門を通りようやく見えてきた昇降口に安堵の息が溢れた。




「はぁ、やっと着いた。」






私は急いでカーディガンを脱いだ。
ゆっくりと階段を上がり、自分の教室へと入った。





SY「おはよっ！A相変わらず暑つそうね。」


「おはよう。ソユン、暑いけど我慢だよ。ここまで来るのに汗を何度垂らしたか。」


SY「A。あんた貧血になりやすいんだから気おつけなよ？」


「うん。今日実は体育休もうと思ってて。」


SY「じゃあ、見学だね。」







ホームルームが終わり、1時限目が始まろうとしている。すぐに体育着に着替え、外に出た。




容赦なく暑い日射しは私の体温を上げる。









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