MY HOUSE

MY HOUSE〈ジュノ〉 ページ10

ファッション雑誌の創刊記念パーティー


呼ばれた俺ら


ビシッとスーツ着て


俺はすましてる


って、酒飲めねぇし！


つまんね


ヒョンはソワソワしてるし！


落ち着けっての！


いつもそうだよ。


すぐ消えちゃうの、ミンジュンヒョンとウヨン


どんだけ自由だよ！


ジュノ｢ヒョンとウヨンは、あからさま過ぎるよ。ったく。俺達はアイドルだっての｣


チャンソン｢あっ！デザート美味しそう！｣


テクヒョンとチャンソンはカムバもあって


ここんとこ絞ってた


ジュノ｢チャンソン。食い過ぎるなよ。これから、露出多くなるし｣


チャンソン｢うん。ジュノ、僕の隣にいてよ。僕、ついつい食べ過ぎちゃうし･･･｣


ジュノ｢しょうがねぇな･･･｣


なんで俺がチャンソンの世話係だよ･･･


チャンソン嬉しそうにシャンパン飲んでるし！


あああ。テクヒョン･･･女優さん目の前にして


鼻の下伸びまくり


若干、女優さん、引いてますけど？


気が付かないの？ウザイ顔してるけど？


世界だかなんだかの


イケメン10人に選ばれたってのに


無自覚･････


会場を見回して


知った顔もなくて


つまんねぇ。


ジュノ｢あ、すいません。コーラ貰えますか？｣


その辺にいるスタッフ捕まえて聞いてみる


スタッフ｢ええーっと･･･コーラ、ですね？｣


時計を見てたそのスタッフが


顔を上げた


ジュノ｢って、お前！何してんだ！？｣


俺がたまたま声掛けたスタッフ


俺の実家のお隣さんのお隣さん


だっけか？


まあ、いわゆる、幼馴染みってやつ


A｢何って仕事じゃん｣


パンツスーツで髪を後ろに結い上げてて


パリッとしてるから分かんなかった


ジュノ｢ふーん。あ、コーラ。ある？｣


A｢あるけど。シャンパン飲めばいいじゃん｣


飲めないからコーラっつってんだろ


ジュノ｢俺、車だし｣


A｢代行呼べばいいのに。あ、もしかして、ジュノ、相変わらず飲めないの？｣


あー。いちいちムカつく


ジュノ｢車だって言ってんだろ ｣


A｢ふぅん。とりあえず、コーラね。持ってこさせるわ｣


持ってこさせるわ、とか


偉そうだな。Aのくせに。


A｢じゃ、私、戻んなきゃだから｣


そう言ってAは、


イヤホン押さえながら行ってしまった


仕事してる時はアイツでもあんななんだ


家に居る時はいつもジャージで


だらしねぇ女だなぁと思ってたけど


それくらいが俺には丁度良くて

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