MY HOUSE

慣れてない ページ22

この人は感情表現が凄く豊かだな


A｢なんていうかな、必要最低限な物しかお部屋になさそうだって感じですかね？無機質っていうか｣


えーーーー･･･


僕って冷たそう？


ウヨン｢そ、そうなんだ･･･(汗)｣


A｢あ、違いますよ。何ていうか、効率よく生活してそうなイメージです。必要無いものは部屋に置かないって感じです(笑)｣


ああ。そーいう事ね


ウヨン｢そうでもないんだけどなぁ･･･｣


あ、僕、


この人が年上かもどうかも分かんなのに


つい、タメで話しちゃってる･････


A｢ふふ。ウヨンさんて、読めないですね。イメージではもっと、飄々としてるというか、壁がある気がしてたんですけど。私なんかにこんな風に話掛けて下さるなんて、意外です｣


そう？


まー、そう言われるとそうなんだけど。


僕は簡単に心開いたりしないし


相手をじっくり見ちゃう方だし


そうだね。こういうの珍しいかもね


ウヨン｢そう？そうでもないのにな(笑)そうだ。君は、どんな部屋に住んでるの？｣


A｢私、ですか？んーーー･･･女子っぽくないとはよく言われますね。生活感がないです。実際、自宅は寝に帰るくらいなので。殆ど事務所で過ごしてます。ダメですよね(笑)なんなら、事務所で寝ちゃいますし｣


ああ。


仕事人間か。


僕、そういうの、嫌いじゃないよ


ウヨン｢女の子なのに、職場で寝ちゃうとか物騒だね(笑)｣


A｢女の子･････(笑)そんな風な扱いして下さるの、ウヨンさんくらいですよ！｣


ええーーー･････


そんな筈ないと思うけどな


ウヨン｢どうして？君って物凄くセクシーだよ？｣


そう言うと


彼女は耳まで真っ赤になった


慣れてないんだね(笑)


飄々としてるのは君の方でしょ？


って思ってたけど


めちゃくちゃ女子っぽいじゃんか！


A｢あ、の///私、そろそろ中に戻らなくちゃ･･･来場者のツーショットなんかも撮らなきゃなんないですし･････｣


うわっ！


この人、すごく照れてる！


しどろもどろだよ！


ウヨン｢ふふ。うん。僕も戻るよ。ヒョン達が煩いから｣


彼女がバッグに


パネルを押し込んだのを見てから


僕は立ち上がった


A｢もしかしら、写真、お願いするかも、です｣


彼女はカメラを掲げた


ウヨン｢うん。遠慮せずに声、掛けてくれていいですよ｣


A｢有難うございます！｣


そうして、僕と彼女は会場内へ戻った

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