MY HOUSE

幼馴染み ページ11

アイツとは、よく遊んでたな


遠目にアイツの姿を追ってみる


何か指示してるし！


うわ。具合悪そうな人に声掛けてる


え。アイツってそんな気配り出来る奴だっけ？


ふうん。ちゃんと仕事してんだな


ってか、ここに勤めてたなんて知らなかったし


チャンソン｢ジュノ、飲み物要らないの？｣


もぐもぐしながらチャンソンが傍に来た


ジュノ｢あー、コーラ頼んだ｣


チャンソン｢シャンパン、美味しいよ？｣


お前まで言うのかよ！


ジュノ｢チャンソン、食い過ぎるなよ。後から泣くのお前だからな｣


チャンソン｢ジュノ･･･何か怒ってるの？｣


ジュノ｢怒ってねぇし！｣


視線を会場全体に移したら


ミンジュンヒョンが


ピアノに聴き入ってるのが目に入った


あ、ヒョン。


仕事モードじゃん。


珍しい･････


って！ピアノの彼女、何げに可愛いし！


そこかよっ！


でも。ピアノの演奏、いいな


弾いてる彼女も楽しそうだし


あ。クンヒョンがイケメンオーラ振りまいてる


ミンジュンヒョンの事、言えないだろ･････


クンヒョンは、女性に囲まれてる


えーと、ウヨン、ウヨン･････


え。いねぇのかよ！


ミンジュンヒョンもいつの間にかいねぇし！


はぁ･････


A｢ジュノ、ごめん。遅くなった｣


申し訳なさそうな顔で


Aがグラスを手に戻ってきた


ジュノ｢ああ。うん。別にいいけど｣


コーラを受け取って、喉に流す


A｢つまんないのね？｣


お。分かるのか？


ジュノ｢楽しいわけないだろ｣


A｢だよね。あ、あそこ。ジュノの好きそうな感じの女優さん、いるよ｣


そう言われて、


一応、Aの視線の先を俺も見てみる


A｢きょ、にゅ、う(笑)｣←(小声)


ジュノ｢ばかか！お前は！｣


A｢えー。だけど、今一瞬、やらしー顔したよ。ジュノ｣


ジュノ｢してねぇし！｣


あんなの見慣れてるし！


ジュノ｢ああ、そうだ。お前さ、あのピアノの人、知ってる？｣


A｢あ、あの人ね。美人さんだよね。気になる？｣


イタズラっぽく笑うA


ジュノ｢そうじゃねぇし。あの人、有名？｣


A｢えーっと。確かね、日本のピアニストって聞いたよ。日本ではそこそこ有名みたい。あれだけのビジュアルだからね。美人ピアニスト！とかって騒がれてんじゃないの？んー、あ、そうだ。今日演奏してる曲は、確か、彼女のオリジナルのはずだよ｣


ジュノ｢ふぅん｣

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