MY HOUSE

MY HOUSE〈ミンジュン〉 ページ1

某出版社の


ファッション誌の創刊記念パーティー


創刊号の巻頭カラー12ページを


俺達2ＰＭが特集で飾るという事もあって


俺達は、パーティー会場にやって来た


ニックン｢ミンジュン、あちこち女の子に声、かけちゃダメだよ｣


ミンジュン｢えー･･･こんなつまんないパーティー、そうでもしなくちゃ、間が持たないでしょ｣


テク｢お前なぁ･･･大人しくしてろって｣


ウヨン｢ねぇねぇ。やっぱり、モデルさん多いね。僕は、モデルさんより女優さんがいいな〜｣


ニックン｢ウヨン･･･最近少し、自由過ぎでしょ？ダメでしょ･･･｣


ジュノ｢ヒョンとウヨンは、あからさま過ぎるよ。ったく。俺達はアイドルだっての｣


チャンソン｢あっ！デザート美味しそう！｣


ジュノ｢チャンソン。食い過ぎるなよ。これから、露出多くなるし｣


チャンソン｢うん。ジュノ、僕の隣にいてよ。僕、ついつい食べ過ぎちゃうし･･･｣


ジュノ｢しょうがねぇな･･･｣


あー･･･煩い、煩い。


クンはお目付け役みたいだし。


弟達は、色気より食い気だ


出版社の偉い人の挨拶が終わって


来席者同士の挨拶が始まって


テクとクンはジニョンヒョンに連れてかれて


弟達は食事をしてる


俺は･････


退屈。


猛烈に退屈。


人が多くて息つまりそうだし


外に出るか･････


15分だけ･････


それくらいなら、姿をくらましたって


いいよね？


腕時計、確認してから


俺はパーティー会場の重いドアを開けた


中庭に出て


噴水のトコに腰掛けて


ミンジュン｢はぁ･････｣


堅苦しい場所はキライ


そうだ。ヒョンに電話しよう


スマホタップして


Ｓヒョンの名前を探す


噴水の水が跳ねる音しかしない


この場所でなら、落ち着いて電話出来るかな


そう思っていたのに


建物の向こうから


男女の言い合う声が聞こえてきた


『私、こんなの耐えられないです！』


『まあ、そう言わないで。これも仕事の一環。このくらいでいちいち怒ってたらキリがないよ。機嫌直してよ。A』


『私、お酒の席に派遣されたコンパニオンじゃないです！』


『ああ、もう。あれくらいのお誘いは、笑顔で流せないと。やってけないよ？この業界』


『だから、嫌だったんです！私、ピアニストですよ？モデルでも女優でもないですから！』


あー･････


もう。邪魔しないでよ


俺これから電話したいのに･････

ヒステリック→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す