GUILTY LOVE～それぞれの恋～ (ページ47)

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NICHKHUN ver.[白い顔の彼女] ページ47

素敵なんかじゃないよ

下心いっぱいだけど？(笑)

ニックン『そうでもないよ。かいかぶり過ぎ』

A『またまた～･･･穏やかで、ジェントルマン。見たまんま！あ、ホテルここ！ありがと！もう平気』

ふらつく彼女

ヘラっと笑って見せたりしてるけど

凄く気分が悪いはず

ニックン『部屋まで送らせて？吐きそうでしょ？』

A『どーしてわかるのぉ？へへ･･･少し限界･･･』

彼女が俯いて僕の腕を掴んだ

ニックン『ごめんっ。バッグ開けるよ？』

僕は彼女の手から、クラッチバッグを取り上げて、バッグにあったキーカードを出して

部屋番号確認した

彼女を支えながらエレベーターに乗り込み

部屋番号の階のボタンを押した

ニックン『もう少しだから･･･』

うん･･･

ってさっきまで冗談言ってたくせに(笑)

部屋を見つけて

カード差し込んで

とりあえず、バスルームに彼女を押し込んだ

ドアを挟んだ向こう側で

彼女がゲホゲホしてる声が聞こえてきた

僕はバスルームのドアに手を掛けた

A『来ないでっ･･･』

半泣きの声のAさん

放っておけない僕･･･

彼女の声は無視して、僕はドアを開けて

彼女の背後に屈んだ

A『やだぁ･･･見られたくないのに･･･泣』

ニックン『いいから･･･全部出したら、気分良くなるから･･･』

僕は彼女の小さな背中を摩った

A『こんなハズじゃなかったのに･･･』

一通りリバースしても

まだ顔の青い彼女を洗面台へ誘導

ニックン『自分で洗える？』

うん･･･平気･･･随分良くなった･･･

そう頷いて、彼女は蛇口を捻って

バシャバシャ顔を洗い始めた

ニックン『僕、部屋にいるから。ゆっくり洗っておいで？』

僕はバスルームを出て

冷蔵庫からミネラルウォーターを出した

少ししてから、彼女がバスルームから顔を出した

A『へへへ。ごめんなさい。醜態を･･･』

タオルで半分顔を隠した彼女

ニックン『いいから･･･ほら、ベッドで横になった方がいいよ』

タオルを持ってない方の彼女の手を引いて

ベッドに座らせた

ニックン『はい。お水。飲んだ方がいいよ』

A『ありがと。ごめんなさい･･･ちょっと部屋の灯り、落として欲しい･･･』

ニックン『ん？ああ･･･眩しい？』