GUILTY LOVE～それぞれの恋～ (ページ46)

今日:20 hit、昨日:1 hit、合計:87,570 hit

NICHKHUN ver.[酔っ払った彼女] ページ46

ニックン『そんな顔しないで(笑)』

ほんの少しの、働いてた理性

ブレーキ効かなくなりそう･･･

誤魔化さなきゃ･･･

僕は彼女の鼻先を摘んだ

A『もうっ！冗談ばっかり！(笑)』

うん。そう思ってくれた方がいい

彼女の香りは僕を本気にさせる

止まれなくさせないで？

なのに

Aさんは

A『お返し！』

そう言って、少し背伸びして

僕の頬に唇を当てた

僕の胸をざわつかせる香り

ニックン『こら！』

彼女を捕まえようとしたら、スルリとかわされた

A『お返ししただけじゃない(笑)』

Aさんは傍に置いてたクラッチバッグを掴んで

出口乗方へ駆けてった･･･

ニックン『うわっ！反則だよ！』

僕は慌てて支払いをして彼女を追いかけた

地下からの階段を上がりきったトコで

彼女がしゃがんでた

ニックン『どうしたの？気分悪い？』

A『･･････』

急に駆け出したから･･･

ニックン『ここで待ってて？お水買ってくる』

同じように彼女の横に屈んだら

A『うっそ！騙されたね～(笑)』

立ち上がって彼女が笑った

A『はい。これ。BARの分の支払い』

僕の手を取って

彼女はお金を出した

ニックン『これはいいよ。ご飯、ご馳走になっちゃったから』

今度は逆に僕が彼女の手にお金を置いた

A『そう？じゃー･･･ごちそうさま～♪』

僕の感覚では、女の子に奢ってもらうなんて有り得ないし

本当は食事にしたって僕が出すつもりだったけど

ごちそうさま。そう、ちゃんと言える彼女がいいと思った

彼女がクラッチバッグにお金を戻しているをぼんやり眺めてた僕

紅くさせてた頬は、すっかり戻っていて･･･

いや。違う

白い･･･

ニックン『本気で気分悪いよね？』

僕は直感

A『あはっ･･･ニックン、察し良すぎるよ･･･』

ニックン『ホテルどこ？送ってく』

A『あー･･･平気。これくらい。ホテル近いし』

近いなら尚更だ

遠くてもだけど･･･

ニックン『ホテル。戻ろう』

僕たちはまた、並んで歩き出した

A『あー･･･こんな情けない感じでバイバイとか嫌だったのにな(笑)』

白い顔をしながらも冗談めかして言う彼女が

可愛くて･･･

ニックン『情けなくなんかないよ(笑)むしろ、可愛くて印象的だけど』

A『ニックンって、どこまでも素敵な男子だね。見た目だけじゃなくて(笑)』