GUILTY LOVE～それぞれの恋～ (ページ45)

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NICHKHUN ver.[イイ香りの彼女] ページ45

A『うん。必ず行くよ！』

はぁ～！何か夜風が気持ちいいね！

って彼女は伸びをした

ほわんっ･･･

Aさんから、優しい香りがした

鼻先をくすぐる香り･･･

彼女らしい香り･･･

酔っちゃってるのかな？僕

気が付いたら

Aさんの背中を胸の中に収めてた

A『えっ？ニッ･･･クン？』

ニックン『あっ･･･ごめんっ･･･あんまりにもイイ香りだったから、つい･･･』

そう言いながらも解くコトが出来ない

僕の腕

それどころか、彼女の細いウエストに

更にチカラを込めてしまった

A『しょうがないなぁ～。酔っちゃったんだ
ね(笑)』

酔っ払っちゃうと、そーなっちゃう時、あるよね、うん

なんて、彼女は冗談めかして言う

そこまで酔ってないんだけどね、僕は(笑)

ニックン『も少し･･･いい？このままで･･･』

A『良いけど･･･ニックンが困った事になっちゃうよ？パパラッチされちゃったらどうするの？(笑)』

ニックン『困らないよ(笑)』

A『ぷっ･･･ニックンって意外に冗談言うんだね』

この人は自分を分かってない

ニックン『飲み直そう？僕、もう少し飲みたい』

僕は彼女から腕を解いて

小さな手を掴んだ

A『えっ？ニックン？』

昨日訪れてたBARに彼女を連れてった

ニックン『ここは、ツアーで紹介しないでね(笑)僕の隠れ家だから』

僕たちは、ホロ酔い気分で

カウンターに並んで座った

A『了解です～！』

彼女は僕のオーダーしたカクテルを

ちびちび飲みながら笑う

A『あっ！ダーツがある！』

Aさんはスツールから腰を下ろすと

ダーツに駆け寄った

僕はダーツを始めた彼女の姿を

穏やかな気持ちで眺めてた

頼りない格好でダーツをしてるAさん

ニックン『そうじゃないよ、こうだよ』

僕は彼女の背後に回って

頼りないAさんの手に僕の手を添えた

2人で放ったダーツは

綺麗に真っ直ぐ突き刺さった

A『わっ！凄い！ニックン、凄い！』

振り返った彼女は

僕を見上げて目をキラキラさせてた

ほわんほわんイイ香りが漂う

んー･･･

これ、ダメなパターンだよ･･･

本気になっちゃうやつ･･･

ニックン『これは、君のせい』

僕はそう断ってから

彼女の額に唇を押し当てた

A『えっ･･･？』

私のせいなの？

って、彼女は額を押さえながら

口を尖らせた