GUILTY LOVE～それぞれの恋～ (ページ43)

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NICHKHUN ver.[真面目な彼女] ページ43

『あのう･･･私なんかがこんな事言うの何か違うかもなんですけど･･･』

ニックン『ん？なに？』

彼女の傷口を見てた僕は

彼女に視線を向けた

『えっと･･･お礼に食事をと･･･あっ、でも、私、一般人だから･･･その、何ていうか･･･事務所的にＮＧ？だったら、ダメって言ってください！』

事務所的にＮＧ？(笑)

そんなの無いよ(笑)

ニックン『くくく･･･大丈夫ですよ(笑)それなら、お礼、してもらおうかな？』

『ほんとに！？大丈夫です！？』

ニックン『その前に･･･あなたの名前教えてもらえないかな？』

僕らは、こんな風に近付いてるのに

名前すら聞いてなかった

『あ！ああ！そうだった！私、Aです！』

ニックン『ははは！じゃあ、改めてAさん。僕を食事に招待して下さい(笑)』

A『ええ！もちろん！』

嬉しそうに顔を輝かせた彼女

僕たちは夜に落ち合う約束をして別れた

僕はホテルでシャワーを浴びて

彼女との待ち合わせの時間を

楽しみにしている自分に

少し笑えた

一目惚れとかそういうのじゃない

だけど･･･気になるAさん

待ち合わせは

さっきの公園

夜だけど小さい子供達が

すべり台で遊んでいた

時間より少し早めに着いたつもりだったけど

公園の入り口では

既に彼女が待っていた

(こーゆうきっちりした感じって日本の女の子っぽいな･･･)

なんて思う

時間にルーズな女の子は

僕は苦手

彼女はきっと真面目な子なんだなと思った

僕の姿を見つけた彼女は

小さくお辞儀した

A『こんばんは！やっぱりニックンってイメージ通りですね。約束の時間より少し前(笑)』

ニックン『そう？そう言うAさんこそ。僕よりも先に来てる(笑)』

A『当然ですよ！私がお誘いしましたから！』

なんて言うAさんは、やっぱり真面目だ

ニックン『そう言えば･･･日本の女性に年齢を聞くのは少し失礼だと思うのだけど･･･Aさんは、いくつなの？』

A『あ、それ、聞いちゃいます？多分、同じくらいかと思います(笑)』

ニックン『じゃあ。ここからは敬語はなしにしましょう？堅苦しい気がするから』

A『ふふふ。それもそうですね』

僕たちは、二人並んで歩き始めた

A『こんな風に堂々と歩いてて大丈夫なの？』

彼女はとにかく僕の心配をしてくれる

ニックン『大丈夫。気にしないで』