CHANSUNG ver.[彼女の部屋] ページ5
でも・・・
Aさんを抱き上げて初めて考えた
この人・・・
彼氏とかいないの?って
こんなに可愛くて
リードも出来て・・・
いないわけないよね?
動きが止まった僕・・・
A「チャンソン・・・?」
Aさんが僕を覗き込んだ
チャンソン「あ、の・・・えーと・・・ナムジャチング・・・エイン・・・」
A「あっ・・・あぁ、恋人いないのかってことかな?」
チャンソン「あー・・・うん・・・」
A「ふふ・・・チャンソンって真面目なんだね(笑)いないよ。私」
ホッ・・・
いないのか〜・・・
って、僕、すごく安心しちゃった・・・
A「チャンソン、私、降りるよ?」
チャンソン「ダメ!」
僕は、よっこいしょって彼女を抱き直して
寝室のドアを開けた
チャンソン「うぁっ・・・」
すごいイイ香り〜!
A「え?なに?なに?」
チャンソン「えっと・・・イイ香り〜」
A「あー・・・多分、サンダルウッドの香りだよ。アロマ」
チャンソン「あーん。アロマ〜」
Aさんの部屋は
彼女と同じ香りで
優しくて
ふわっと包み込んでくれる
すごく癒される香り
彼女をベッドにおろして
僕は彼女の隣に座った
ベッドの脇にあるサイドテーブルには
ハングルの辞書と
僕にソンムルしてくれた本があった
チャンソン「ふふっ」
思わず笑いが込み上げた
A「え?なに?」
チャンソン「うん。本があるね(笑)」
A「あ・・・でも、全然読めてないの・・・読まなくちゃって思ってるんだけど・・・難しくて(笑)」
チャンソン「今度、一緒にべんきょうする?」
A「えっ!いいの?」
チャンソン「しまょう!」
って・・・
あー・・・雰囲気がおかしくなっちゃった(笑)
だけど
いいの?って言って、アーモンドみたいな目をキラキラさせてるAさん見てたら
やっぱりキスしたくなって・・・
小さな顔に手を添えたら
キラキラした目は閉じられて
僕はまた
引き込まれた
ゆっくりと唇を重ねる
甘く開かれた唇の隙間が
僕を誘ってた
甘い蜜が僕にまとわりつく
蜜をかき混ぜたら
Aさんが
僕の髪を撫でた
あー・・・やっぱり、この人はヌナなんだな・・・
こんなちっちゃくて、可愛いのに
ヌナとか!
ふっ・・・って体が緩んだと思ったら・・・
えっ!僕のシャツのボタン!!
いつ外してたのぉっ!?
この人、読めない!
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作者名:カシスジンジャー | 作成日時:2015年2月25日 18時