GUILTY LOVE～それぞれの恋～ (ページ35)

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Wooyoung ver.[ドライヤー] ページ35

えーーーい･･･

もう知らないっ！

僕は覗き込んできたAちゃんを

抱き締めちゃった･･･

A『ウ･･･ヨ･･･ン？』

抱き締めちゃった後、更に後悔･･･

うう･･･この人、Tシャツ･･･

僕もTシャツ･･･

だから、彼女の柔らかな膨らみが

ダイレクトに僕に伝わる･･･

ひぃぃぃ･･･

もぅもぅもぅっ！

どーにでもなれぇーーーーい！

カラダ離して

Aちゃんの顔を見たら

シャワーしたから、すっぴんなのは当たり前なんだけど･･･

おねぇさんっぽさはどこにもなくて

ウヨン『なんか、雰囲気変わるね』

って言ったら

A『あっ･･･そっか･･･シャワーしたんだっけ』

って、小さく笑った

ノーメイクで

おねぇさんっぽさがないくせに

乾ききらない髪が

なぜだかセクシー

ウヨン『風邪ひいちゃうから、髪、乾かそう？』

抱き締めた事を無かった事にしたくて

そんな事を言って誤魔化す僕

鏡の前で

彼女を立たせて

僕が後ろからAちゃんの髪を

ぶーーーーーーーっんってドライヤー

A『ウヨンも！』

って振り返った彼女は

ドライヤーを僕の方に向けた

A『ウヨンの髪は、ほわほわだねぇ』

って、僕の髪に触れた

僕の方は殆ど乾いてたから

ウヨン『僕はもういいよ。A、早く乾かさないとっ！』

ってドライヤーをまた、彼女に向けた

彼女の髪をさわさわーってしながら乾かしてたら

鏡に映る彼女は

目を瞑ってて

気持ちよさそう

ドライヤーの熱でピンク色になった耳が

可愛いな、と思った

だから、思わず、ちゅっ！てしちゃったの

A『ウヨン～･･･くすぐったいよー･･･』

ってクスクス笑い出した、Aちゃん

ねぇ、僕のこと意識してよ

僕、もう、このままキミを

帰すとか、出来ないかもって思い始めてるんだけど

ウヨン『ドライヤー、終わったよ』

目を瞑ってた、Aちゃんが

ゆっくり目を開けた

A『ありがと』

って、前髪をサラサラ混ぜて

うーん･･･幼いね、私･･･

って笑うから

そんな事ないけど？

って言う代わりに

彼女を後ろから抱きしめて

細い首にキスを落とした

A『あっ･･･』

って、そんな声出しちゃったらさー･･･

僕、オトコなんですけどっ！

洗面台のとこ

よいしょっって彼女を抱き上げて座らせたら

不思議そうな顔で

彼女は僕を見た