GUILTY LOVE～それぞれの恋～ (ページ31)

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Wooyoung ver.[一緒にいたい] ページ31

A『うん。そうだね(笑)』

きっとだよって、彼女は笑った

A『東京タワー、もう、入れないねー･･･』

タワーの前で残念そうにする彼女

そりゃそうだよ

何時だと思ってるの？(笑)

ウヨン『また今度来ればいいよ？僕、時々日本に来るし』

僕は何となく、また彼女に会う約束がしたくってそう言った

それが彼女に伝わってるのかどうかは分からないけれど･･･

A『そっか。また来ればいいね！』

それは、どう受け止めたらいいんだろう？

ポケットの中でスマホが振動してる

ディスプレイ見たら･･･

あー･･･ヒョンだ･･･

一気に現実感･･･

ウヨン『ちょっと待って。電話だー』

A『あ、うん』

ウヨン『もしもし？ヒョン･･･うん。今、ホテルからそう遠くないとこにいるよ。うん。少ししたら戻っておくから。心配しないで』

電話を切ったら

A『戻んなくちゃ、ね？』

って、僕を覗き込んできたAちゃん

ウヨン『ああ、うん。でも、大丈夫。ここから近いから』

まだ一緒にいたいよ

そうして僕達は

2人並んでガードレールもたれて

東京タワー見上げてた

A『あー･･･今日が終わっちゃうね。久々の日本だけど、何か楽しかったな(笑)ウヨンに出会えたからだね』

ゆらゆら揺れながら

彼女は小さく笑った

ウヨン『うん。僕も。いつもと同じようにスケジュールこなしたけど、楽しかった』

A『ウヨ･･･ン･･･私、すごく･･･眠くなってきた』

コシコシ瞼を擦ったAちゃん

ウヨン『あ、送ってくよ。お家、どこ？』

って聞いたのに

トンって、僕の腕に彼女の頭が寄り添ってきた

えっ？

こんなとこで寝ちゃうの！？

しかも、ワンツーフィニッシュだったよね？

無防備過ぎるよ･･･

あー･･･ヒョンに電話しなくちゃ･･･

ウヨン『ヒョン～(涙)迎えに来て･･･』

すぐにバンで迎えに来てくれたヒョン

空港へ一緒に行ったスタッフさんも一緒だった

マネ『ウヨンーー。お前、羽伸ばしすぎ！』

ウヨン『ごめんなさい･･･』

スタッフ『あれ？この人･･･』

ウヨン『そう、さっきのスーツケースの人なの』

マネ『お前ー。会うなって言ったろ？』

ウヨン『うん。でも、彼女、アメリカから戻ったばっかで、僕のこと、何にも知らなかったよ』

とにかく、ここじゃなんだからって

彼女をバンに乗せて

僕も乗り込んだ

マネ『どーするんだよ。彼女』