GUILTY LOVE～それぞれの恋～ (ページ30)

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Wooyoung ver.[不意打ち] ページ30

キミは誰かのモノなの？

そんな事を考えてしまう僕

A『うーよーんっ？』

彼女、酔ってるのかな？

何考えてるのか、さっぱり分かんないや

ウヨン『ああ、ごめんごめん。重くて固まっちゃった(笑)』

A『ひどいっ！やだ！下ろして！』

僕の腕の中で暴れるAちゃん(笑)

ウヨン『やだって言ったら？』

ちょっと真顔で聞いてみた

そしたら･･･

僕のキャップ取って

僕のオデコにポッポした彼女

かぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー！///

思わず手が緩んで

ストンって彼女は着地した

そして、ヒールの靴を履いて

僕の頭にキャップを載せた

A『私の勝ち！』

って得意気な顔の彼女

やられたって感じ･･･

ウヨン『不意打ちズルいよ』

A『だって、下ろしてくんないから』

彼女の雰囲気にすっかり飲まれた僕

彼女の態度は

僕には有り難くて

2ＰＭのウヨンでもなく

日本にショーケースで来日してるウヨンでもなく

彼女の友人の

チャン･ウヨン、そんな感じ

A『ウヨンはさ、夢、とかあるの？』

って、芸能界に身を置いてる僕に聞く

普通、そんな事聞かないよね？(笑)

しかも、ウヨンって(笑)

ウヨン『うーん･･･一応ある、かな』

A『えっ！なになに！？』

ウヨン『もっと頑張って、僕のダンスと歌を世界に広げたい』

壮大過ぎる？

A『おおーー。カッコイイね！聴いたこと無いけど、ウヨンはきっと素敵な歌を歌うんだろうね。ダンスは何かイメージ出来る。指先が綺麗だから』

きっと、丁寧に踊るんだろうね～

って、見た事あるみたいな言い方

ウヨン『Aは？どんな夢？』

僕だって、Aって呼んじゃえ

A『私は、夢なんてないよ』

え？ないの？

仕事、楽しいって言ってたじゃん

ウヨン『仕事、楽しいのに？』

A『私は、今置かれてる状況で、目の前にある事をこなすのが精一杯(笑)1日が終わって、ああ、一歩進んだなって感じかな』

ふぅん･･･

ウヨン『でも、なりたい自分ってあるでしょ？』

A『うーん･･･考えた事ないや(笑)10年後の自分を想像できるから』

やっぱり、この人分かんない･･･

そんな風に言って

遠く見つめてる横顔は

何だか寂しそうって思った

A『ウヨンはさ、夢、叶えなよ？応援してるから』

ウヨン『うん。頑張る。Aがどこにいても分かるくらい、頑張る(笑)』