GUILTY LOVE～それぞれの恋～ (ページ27)

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Wooyoung ver.[気が付いた] ページ27

A『あの、気が付かなくって、ほんっとーにごめんなさいっ！』

ペコンっ！

ガンっ！

頭下げた拍子に

テーブルにおでこぶつけたAちゃん

うわわわわ

ウヨン『大丈夫？』

思わず立ち上がった僕

A『う、うん。だ、だ、大丈夫！』

はぁーーー･･･イッタイ･･･

っておでこ撫でながら

Aちゃん、涙目で大丈夫じゃないじゃん･･･(笑)

ウヨン『とりあえず、飲み物頼まない？僕、ご飯まだなの。Aちゃんは？』

A『あ、うん。私もまだ･･･』

で、とりあえずビールで乾杯した

ゴクゴクゴクーーーーってグラスの半分のビールを一気に飲んじゃった彼女

ようやく落ち着いたらしく

話し始めた

A『あの、えっと。ウヨンくんてマルイのビルのとこの、おっきい垂れ幕の人？』

あ、見たの？見つけちゃった？

ウヨン『あー･･･うん。そう。よく分かったね(笑)』

A『何となくね、タクシー乗ってて･･･ぼーーっと眺めてたんだけど、どこかで見た事あるなーって。お台場で仕事って、ライブだよね？』

ああ、そんな事まで知っちゃったの？

ウヨン『うん。そう』

A『うわーーーー･･･私、すっごく失礼な奴だよね？そんなすごい人に気が付かないとかっ！ほんと、ごめんっ！』

なんで謝るの？

むしろ僕はちょっと新鮮で嬉しかったのに

ウヨン『いいよ、そんなの。謝られるような事じゃないし』

ちょっと残念･･･

A『私、しばらくアメリカにいて、それで韓国のおじいさんとこにちょっと顔出して、それで日本に帰国だったの』

あ、だから、韓国語話せるんだ(笑)

A『それでね、こっちで広告会社で仕事してたんだけど･･･仕事でアメリカに行ってて･･･あー･･･何か話の前後めちゃくちゃ･･･とにかくっ、芸能事情とか疎くて･･･それで、ウヨンくん見つけて、最初分かんなくって･･･で、会社の女の子達が明日ライブとかではしゃいでて･･･写真見せてもらったら、やっぱり見た事あるなって。それで、ここ来るまでの間にググッてたの』

一気に話したAちゃんは

ふぅって息ついた

ウヨン『バレちゃったんだね(笑)』

A『んーん。気が付かなかった私がバカなんだよ。それにしても･･･こんな事ってあるんだね。びっくりしちゃった』

本当は

知らないままのが良かったんだけどな

ウヨン『誰かに･･･言った？』

つぶったりとかしちゃった？