GUILTY LOVE～それぞれの恋～ (ページ20)

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Jun.K ver.[ 溢れ出す思い] ページ20

A『はぁ･･･Jun.Kって･･･ズルいよね(笑)』

ズルい？(笑)

Jun.K『なに、急に(笑)』

A『女のコの扱いが優しすぎる(笑)』

この手が、ね･･･

って俺の手を掴んで

彼女は自分の頬に当てた

A『この手、ピアノ弾く手･･･凄くえっちっぽいんだよ(笑)インスタ見ながら思ったの。この手はどんな風に、女のコに触れるのかなって』

そんな風に思ってたの！？

女のコって分かんないや～･･･

そんな事、ちっとも感じさせなかったのに

俺になんかキョーミないって空気

めちゃくちゃ出してたクセに！

彼女を俺の膝に座らせて

傍らにあった膝掛けを

肩から掛けてやる

A『Jun.Kは？寒くない？』

うん･･･俺はまだ、暑すぎるよ･･･(笑)

彼女の背中を撫でながら

腰を抱いた

A『大丈夫だよ。あたし。後悔しても、恨まないから(笑)』

オトナだしねー･･･

って小さく笑った彼女

Jun.K『後悔、する？』

A『うーん･･･きっと、Jun.Kの温もりを知っちゃった事に後悔しちゃうと思う(笑)でも、こんな風にならなきゃならないで、この状況にならなかった事に後悔したかもね(笑)』

ああ･･･可愛い事言うんだな･･･この人は･･･

Jun.K『いつもそうしてればいいのに？』

俺、フワフワしてるけど

抱きたいとか、そうそう、思わないから･･･

ああでも、、、

それはそれで･･･心配になるなー･･･

言い寄ってくるオトコが

増えてしまう･･･

なんて

俺の身勝手な独占欲(笑)

また、来日した時にここへ来れば

彼女に会えるのかな？

なんて

次のこと考えてる

A『どうしたの？』

彼女が俺を覗き込んでくる

Jun.K『ん？もう一回抱こうかどうしようかって(笑)』

A『えっ！？もうっ！？』

仰け反った彼女を

Jun.K『冗談だよ(笑)』

って抱きしめた

脱ぎ散らかした服

集めて

俺達、どんだけだよー･･･って笑いながら

別れの時間

Jun.K『じゃ･･･俺、戻るよ』

A『うん』

何となくそうしたくて

Aちゃんの腰を抱き寄せて

キスしようとしたら

口を彼女の手のひらが塞いだ

A『サヨナラのキスはしたくない。少しくらいは、余韻に浸らせてよ(笑)』

そのうち、綺麗さっぱり、忘れてあげるから･･･

そんな事言わせてしまう俺･･･

それは強がり？本気なの？

でも、強がりなんだって

思いたい俺