HEY YOU (ページ11)

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あんな事言ってごめんページ11

～ジュノside～

スマホ、スクロールしても

アイツの行きそうなとこ

思いつかなくて･･･

ああ･･･チャンソンが言ってた

Aの世界は俺だって･･･

そうなんだ。離れてしまえば･･･

俺はAの事、知らない事が多い

俺が長期のツアーでいない時とか

アイツは仕事以外、なにしてんだろ？

そんなのも思いつかない

とりあえず、Aのマンション、行ってみる、か

インターフォン押したけど

応答なし･･･

どこだ？どこなんだよ！

あ、いつも行ってるスーパー！

俺は急いで来た道を戻った

俺のセンイルだし･･･

なんだかんだ言いながら

アイツは戻ってくるはず！

スーパーをぐるっと一周･･･

ダメだ･･･

いない･･･

ああ･･･戻らないと･･･

ジョニーほったらかしだ･･･

項垂れた気持ちでマンション戻って

玄関のドア開けたら･･･

アイツの靴･･･

俺はスニーカー脱ぎ捨てて

ドタドタ、リビング向かった

バタン！

リビングのドア開けて

ジュノ『A！！！』

いない？

カウンターの中覗いても姿がない

A『ジュノ？』

後ろから･･･

アイツの声･･･

振り返ったら、ジョニー抱っこしたA

ジュノ『お、オマエ！どこ行ってたんだよっ！』

すげー探したんだからなっ！

A『昨日はごめんね。なんか、色々訳わかんない事、言い過ぎちゃったね･･･それに･･･今日はジュノのセンイ･･･ル･･･』

俺はAが話し終わらないうちに

抱き締めた･･･

A『ジュ･･･ノ･･･？』

ジュノ『ごめんっ！関係ないとか言ってごめん。そんな意地悪言うつもりなかったし、深い意味ないから』

俺の世界だってオマエだけなのに･･･

A『ううん･･･私がいけないの･･･ごめんね』

ジュノ『俺の方こそ、悪かった･･･オマエがそんな不安になってるとか、思ってなかったし･･･俺、オマエだけだし･･･っていうか･･･出てくとか、ほんと、やめて』

腕の中のAが泣き出した･･･

A『ぐすっ･･･ごめんね･･･センイルなのに･･･ごめんね･･･』

ジュノ『もう、泣くなって･･･』

抱き締めた腕を緩めて

顔を覗き込んだら

涙でぐしゃぐしゃのA(笑)

その頬に

そっとキスを落とした

にゃーーーー･･･