子供扱い ページ6
A『ニックン！？』
なぜあなたが？
ニックン『はぁ･･･追い付いて良かった･･･』
A『どうしたの？そんなに急いで･･･』
ニックン『分からない･･･気がついたら、Aさん居なくなってたから･･･慌てて店を出てきたんです･･･(笑)』
この子は･･･
A『ダメじゃない･･･早く戻らないと･･･』
ニックン『うん･･･だけど･･･どうしてか分からないんですけど･･･あなたを一人で帰したくなくて･･･せめて･･･送らせてもらえませんか？』
彼の申し出に
私はただただ驚いた
A『マネージャーも一緒でしょ？彼を困らせたらいけないわ』
ニックン『あ･･･じゃぁ･･･少し待って下さい』
彼は携帯電話を取り出して
先に帰るとだけ話して
電話を切った
ニックン『これで大丈夫です(笑)』
大丈夫ではない気もするのだけど･･･
A『何だかよく分からないわ(笑)』
ニックン『ええ･･･僕自身もよく分からないんですけど･･･そんな時、ありませんか？何か得体の知れない力に動かされる時っていうか･･･』
そう言われると、益々分からなくなる･･･
A『あなたっておかしな子ね(笑)』
そう言うと･･･
ニックン『僕のこと、子供扱いしないで下さい』
って、キュッと濃いめの眉をしかめた
微妙なお年頃かしら？
A『そうは言っても･･･あなた、私よりも･･･私の娘の方が歳が近いもの(笑)』
私の言葉に彼は驚きを見せた
ニックン『えっ？冗談ですよね？』
確かに･･･私の年齢にしては、愛美は大きい子供だ
でも、不思議ではない
私と私の夫はお互いに子宝に恵まれない体質で
それを分かった上での結婚だった
そのせいもあって、早々に施設から愛美を引き取ってきたのだ
A『冗談なんかじゃないわよ(笑)』
彼は少し
狼狽えたようだった
ニックン『そうですか･･･でも･･･やっぱり、送らせて下さい』
そうまで言ってくれる彼に対して
帰れと言うのも申し訳ない気もして
A『じゃあ･･･大通りまで送ってくださる？タクシー捕まえるの、付き合ってもらえるかな？』
ニックン『は、はいっ！もちろんです！』
彼の顔がぱっ！と輝いた
なんだ･･･この子、凄く素直(笑)
私達は並んで歩き始めた
ニックン『あの･･･Aさんって韓国の方ではないですよね？』
あら、分かるの？
でも、あなたもそうよね？
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紫月(プロフ) - 初めてコメント致します。ニックンの作品読みました。引き込まれました。チャンソン作品も楽しみに待ってます。 (2015年4月14日 23時) (
レス) id: 03ef754c9c (このIDを非表示/違反報告)
小梅(プロフ) - はい！楽しみにしてます！！(o_o)すみません！いまきずいたんですが、呼び捨てにしてましたね！(o_o)本当に申し訳ないです！m(__)m 改めまして…カシスジンジャーさんの作品大好きです！影ながらですが、これからも応援してます！頑張って下さい^ ^ (2015年2月10日 22時) (レス) id: eefe298f4d (このIDを非表示/違反報告)
カシスジンジャー(プロフ) - 小梅さん» ありがとうございます。現在、チャンソン、うーたん、滞っておりますが(涙)ﾎﾞﾁﾎﾞﾁ更新していきますので、宜しくお願い致します！大好きと言ってくださるお言葉がほんと励みになります！ (2015年2月5日 2時) (レス) id: 214caa11a4 (このIDを非表示/違反報告)
小梅(プロフ) - わー、ほんとに、なんか、ほんといつもカシスジンジャーの作品がとてもいいです。ほんとに大好きです！(o_o) いつも楽しみにしてます！このお話もとてもワクワクドキドキ、とても面白かったです！ (2015年2月1日 9時) (レス) id: eefe298f4d (このIDを非表示/違反報告)
カシスジンジャー(プロフ) - とっちーさん» 有難うございます。そう言ってくださる方がいらっしゃって、本当に嬉しいです！励みになります！ (2015年1月24日 13時) (レス) id: 214caa11a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カシスジンジャー
| 作成日時：2015年1月17日 7時
