たんこぶ ページ8
マネージャーさんに連れられて
テク達の宿泊しているフロアに案内された
『この先の〇号室です。じゃ、私はこれで･･･』
A『あ、はい･･･』
って･･････
えっ！
えええええ！
マネージャーさん！行ってしまわれるのですかっ！？
彼の背中を見送り･･･
私は重い足取りで
テクが居るであろう部屋の前
たどり着いた
A『はぁ･･･なんだってこんな･･･』
ドアの前で
チャイムを睨んでから
俯いた
はぁ･･･これ、どういう状況よ！？
俯いた先には
ナイキのスニーカー･･･
あ、靴紐･･･
解けそう･･･
屈んで靴紐を直してたら
ゴンっ！！！！
激痛が脳天に走った
A『っっったっ！！！』
痛い！痛い！痛い！いーたーいーーーー！
頭を抱えて
私はホテルの廊下にうずくまった
テク『お前、何やってんの？』
頭の上からテクの声
見りゃ分かるでしょうが！
痛くて痛くて
泣くつもりなんかないのに
勝手に涙が出てくる
テク『ちょっ！まじ！なに！』
慌てたテクは
私の手を引っ張って
部屋の中に引きずり入れた･･･
テク『なんで泣いてるわけ！？』
大きなテクが
部屋の入口に屈んだ
テク『もしかして、さっきの変な音は･･･』
A『そうよ！あんたがイキナリドア開けるからでしょ！』
テク『どれ･･･どこだ？』
A『痛い！触んないでよ！痛いじゃない！』
テク『うわっ！たんこぶ出来てる･･･』
本気で痛いのと
目の前で心配そうに覗き込んでる
テクがあまりにもカッコ良くて
ぶわっ･･･
更に涙が溢れた
テク『えっ！そんなに痛いのか！？』
A『うぇーーーーーん･･･』
とうとうパニックで
子供みたいに泣き出してしまった･･･
座り込んだ格好の私･･･
テク『ごめん･･･ごめんな･･･』
テクはそう言いながら
小さい子供をあやす様に
ふわっと
私を抱き締めた･･･
背中をさすってくれて
時々トントンって、しながら･･･
A『ずずっ･･･ぐすん･･･ひぃっく･･･』
テク『ははっ。お前、ガキだな(笑)』
ひとしきり泣いたら
このおかしな状況に
猛烈に恥ずかしくなった･･･
っていうか･･･
泣きすぎて
これ、絶対に顔を上げれない･･･私、フリーズ
テク『おあ？今度は何だ？』
テクが抱き締めた腕を緩めた
A『だめ！覗き込まないで！』
テク『なに？』
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おさる(プロフ) - あーせつないなぁ〜でも、もしもなら私死んでまう。カシスジンジャーさん、ありがとう (2016年3月6日 21時) (
レス) id: 18dca33240 (このIDを非表示/違反報告)
カシスジンジャー(プロフ) - @atsukoさん» ありがとうございます！いつも、お話はフォロワーさんやペンちゃん達のちょっとした一言をインスピレーションの元にして書いてるんです。(笑)なるだけ、ペンちゃんの心に寄り添えるお話をこれからも書いていきたいと思いますので、宜しくお願いします！ (2015年1月15日 14時) (レス) id: 214caa11a4 (このIDを非表示/違反報告)
@atsuko(プロフ) - いつも楽しみにしています。ユニバのライブとビールのセルカでこんなステキなお話が書けるなんて！愛ですね♪ペンとしてはフクザツですが、こんな彼女がそばいればいいのにな。 (2015年1月15日 14時) (携帯から) (レス) id: 1e85f7cfce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カシスジンジャー
| 作成日時：2015年1月12日 23時
