妖伝 (ページ4)

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１章第３節ページ4

旅を始めて１週間
大変なことになった

傷「ゴホッ､ゴホゴホ！」
傷治が風邪を引いてしまった

？「ふ〜ん､これは...」
傷治の隣に知らない男が立っていた
突然現れたかのように近づかく気配が全くしなかった
桃「何者だ！？」
白「俺は白煙､ただの用心棒だよ」

お「傷治のかぜについて見てくれたの？」
白「随分と可愛らしいお嬢さんたちだね。
こんなに可愛らしいと...食べたくなっちゃうなぁ」

お「私は食べてもおいしくないよ？」
桃「おきにはまだ早い」
お「？？」

金「アンタ夢煙でしょう？
そういうの本気にしか聞こえないわ」

『夢煙？』
金「夢煙は女に煙を吹きかけ誘惑し､その女を抱くのよ」
『夢魔みたいなものか？』
金「まぁ､そんなところね
ただ起きている状態でもそれができるわ」

傷「ウッ......ゴホゴホ､ゴホッ！」
白「そうだ､この子の風邪は...
これとこれと...あとこれで
この三つを混ぜてと

この子の風邪はこの薬を飲めばすぐに治るよ」
『今､作ったのか？』
白「あぁ」

お「傷治､薬だよ」

傷治は薬を飲んで風邪が治った

『即効で治った...』
桃「さすがに早すぎですよ...」

傷「お兄さん､ありがとう」

白「礼には及ばないよ
１人旅も飽きたし､ついて行こうかな♪」

【白煙が仲間入り】