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橙side
蓮を見に来ただけやったのに、まさかの初めての授乳タイム。
助「はい。準備できたわね。じゃあ、抱っこ
しましょう。」
「えと、はい。……あのっ、」
助「大丈夫、まずさっきみたいに抱っこして。
そう。そしたら、どうするんだった?」
「ん、こっちに……こう……で、」
助「そうそう。近づけてみて?」
「……………んわっ、」
助「ふふっ、そのままよー。………うんうん、
お腹すいてたのね。」
めっちゃ飲んでる…………気がする。
なんか、すごく、生きてるって感じがして。
「蓮、すごいなぁ。元気なんやね。」
嬉しかった。
小さな体で一生懸命生きとるのがわかって。
なかなか外に出してあげられんかったから、心配やってん。
でも、大丈夫そう。
飲ませる前は緊張したけど、なんとなく感覚がわかってきて。
助「ちゃんと吸えてるし、量も問題なさそう。
これからたくさんあげましょうね。」
「はいっ。」
助「いっぱい飲めてるから、きっと大きく
なるわ。」
「そうだったら、嬉しいですね。」
初めての授乳を終えて、戻って部屋に入ろうとしたとき、
緑「あ、康二!」
「ん?………あべくん!」
緑「今ちょっと時間ある?」
「いっぱいありますよー。なんですか?」
緑「あ、立ちっぱなしだと良くないから、
ベッド、座って?」
「気にせんでええのに。じゃあ、あべくんも
座りましょっ。ほら、ここ。」
緑「ふふっ。じゃあ、お邪魔します。」
2人で、横並びに座ってひと息。
「それで、どしたん?」
緑「あのね、俺どうしても伝えたいことが
あって。先生にも言ってこいって言われ
たんだけど。」
「うん。」
緑「まずは、本当におめでとう。蓮くん、
俺も見させてもらってる。元気だね。」
「せやねん!さっきも見に行ってな、授乳
デビューしてきてん!」
緑「そうなんだ。いっぱい飲めてた?」
「うん!」
緑「そっか、すごいね…………ほんと、すごい…」
「あべくん?」
なんやろ?
なんか、様子が………
「あべくん、どしたん?」
緑「康二………ありがとうね。近くにいることを
許可してくれて。」
「?…ううん、全然。ちょっとは役に立った?」
緑「うん、とても。貴重すぎる経験だったよ。
それでね、」
「うん。」
緑「今回のことで、俺が思ったこと、言っても
いい、かな?」
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ちゃい(プロフ) - Mokaseysngさん» 温かなコメントをいただけて嬉しいです!ありがとうございます。更新頻度は高くありませんが……これからも、ちびちび更新していきますので、どうぞよろしくお願い致します。 (2019年12月15日 18時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
Mokaseysng(プロフ) - いつも楽しく拝見させて頂いております。このお話シリーズ本当に大好きなので、作者様のペースでゆっくり進めてください。これからも一人こっそりと幸せな気持ちになりながら読ませていただきます。いきなりのコメント申し訳ございませんでした。 (2019年12月14日 8時) (レス) id: 4e374180f4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - みさきさん» いつもコメントありがとうございます!幸せを感じられる生活をお届けできるように頑張りますので、よろしくお願い致します。 (2019年11月9日 13時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - akottoさん» 再びコメントしていただいてありがとうございます。とても嬉しいです!3人での生活も少しずつ書いていきますので、どうぞ、これからもよろしくお願い致します。 (2019年11月9日 13時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - 嗄菜☆彡.。さん» コメントありがとうございます!返信が遅くて申し訳ありません。子育ての様子もイチャラブも少しずつ計画しております。お時間のあるときに読みに来ていただけると嬉しいです。 (2019年11月9日 13時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃい | 作成日時:2019年10月27日 22時