今以上の幸せを

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青side





思いがけないサプライズに泣かされて。

でも幸せは倍増して。




俺たちの結婚式という一大イベントは、皆が祝福してくれる中、




桃「じゃあ皆行くぜぃ！
　 しょうたぁー！こうじぃー！」



「「「「けっこん、おめでとう！！！」」」」





たくさんの笑顔と、あたたかい言葉と共に幕を閉じた。







来てくれた皆とも別れ、２人で帰路につく。



橙「……こんなに、」


「ん？」


橙「こんなに幸せすぎて、ええんやろか。」


「なんでよ。」


橙「だって、なんか………」


「いいんだよ。そういう日なんだから。
　今度誰かが結婚する時、その分返せばいい。」


橙「そっか。そうやな。」






家に着いて風呂を済ませ、ベッドに横になりながら、今日を振り返る。


皆が撮って送ってくれた写真が、あの時間が夢ではないことを教えてくれる。




橙「ふふっ、こんなとこまで撮られとる。」


「うん？……げっマジかよ。」



気の知れた仲間が撮る写真は、視点が面白いものばかりで。

見ていて、全然飽きなかった。

てか俺ら、こんな顔してたんだな。






橙「アルバム届くんも、楽しみやね。」


「そうだな。それも現像するの決めないと。」


橙「選べるかなぁ。全部ええもん。」






寝室にある、フォトスペース。

康二と付き合ってからのものが、たくさん飾られていて。

ここにまた、新たな思い出が加わるんだ。









過去の思い出も大切に、これからもっと更新していきたい。


幸せに上限なんて、無いんだから。





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結婚式編、完結です。

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