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淳太 side
「ありがとうございましたー。」
担任の先生も心配してくれてはったみたい。
なんか、はじめてのおつかいでこっそり追いかけてるお母さんみたいな感じやったで(笑)
たわいもない話から、今日どんなことしたとか、車まではお話タイム。
ゆっくり隣を歩くAは、高校生にしてはずいぶん小柄で。
それでも、虹学園に来た当時より立派に成長して。
ほんまに、おっきなったなぁ。
そう言って頭を撫でると、いつも鬱陶しいって怒られるんやけどな(笑)
冗談抜きで、ほんまにこの子の成長は不安しかなかったからさ。
ゆっくり、休み休みでしか歩かれへんし、
食べ物も他のみんなと同じものは食べれへんし、
酸素もしてるけど、
今もAと一緒の時間を過ごせてるのがほんまに嬉しいんよ。
やからこそ、この子の不安もちゃんと分かってるつもり。
『…ねぇ、…今回はさ、、あかんかも…、』
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作者名:ゆら、 | 作成日時:2020年11月17日 21時