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青side
淳太の安全運転のおかげで、俺らも気付けばぐっすり寝てた。
『こほっ、んっ、、』
「A?どした?」
ぼーっとする頭の片隅で、誰かの声がする。
咳…
あ、A…?
徐々に覚醒してきた頭を頑張って働かせて周り見たら、もうみんな起きてた。
はぁ、ほんまなんでこういう時まで俺は寝てんのやろ。
黄「酔った?」
橙「いや…咳だけかな… A、気持ち悪い?」
前かがみになって、大きくゴホン、ゴホンと咳をするA。
淳太が酔ったか聞いてるけど、違うみたい。
ふるふる、首を横に振ってた。
ガンは全身に広がってて、肺にも転移してるから、そのせいで呼吸が苦しくなったり、今みたいに咳が出るんやって。
この時のAはほんまに苦しそうで、背中を激しく上下させてる。
緑「流星、Aのかばんからパルスオキシメーター取って?」
助手席にいた神ちゃんが俺に頼んできた。
トランクにかばん置いてたから、そこから酸素濃度を測る機械を取って欲しいって。
後ろで見てるしかなかったからありがたい。
すぐに取り出して照史に渡した。
赤「なんぼ…?」
橙「あぁ、こりゃ苦しいわ。92やって。酸素入れよな。」
黄「ちょっとそこら辺でとまるわ。」
普通の人やったら、走っても95以下にはならへんらしいから、相当苦しいはず。
さっきまでとは違って、今度はしんどそうに、ぐったりとシゲにもたれかかってた。
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なこ(プロフ) - コメント失礼します!!とても面白いです!体調に気をつけて頑張ってください!! (2020年5月18日 0時) (レス) id: 25d449b689 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら、(プロフ) - 亮翠さん» お気持ちは本当に嬉しいんですが、この作品ではリクエストはお受けしないでおこうと思っています。ごめんなさい。 (2020年5月6日 11時) (レス) id: 44e37d090c (このIDを非表示/違反報告)
亮翠 - なら、リクエストいいですか? (2020年5月6日 9時) (レス) id: 2022ba9bf2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら、(プロフ) - 亮翠さん» 亮翠さん、コメントありがとうございます(泣) ずいぶん更新していなくて本当にごめんなさい。続きをどうするか困っています… また思いついたら更新するので、そういえば、くらいの気持ちで見に来ていただけると嬉しいです!ありがとうございます! (2020年5月4日 1時) (レス) id: 44e37d090c (このIDを非表示/違反報告)
亮翠 - 続き楽しみにしてます。頑張って下さい。応援してます。 (2020年4月30日 6時) (レス) id: 2022ba9bf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆら、 | 作成日時:2020年4月7日 20時