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桃side
あれから一週間、二週間…
ずーっと、Aは寝たままで。
自発呼吸もなかなか安定しなくて、口には人工呼吸器がつながったまま。
緑｢Aちゃん体拭こな。
…あっ、そや。望くん、拭いてあげてくれる？｣
｢えっ、おれ、？｣
緑｢うん。Aちゃんもきっと望くんの方が嬉しいと思うわ。
なぁ？Aちゃん(笑)｣
そんなAは先週、集中治療室から一般病棟に移ることができて、また1日そばにいれるようになった。
Aの寝顔をぼーっと見とったら、神ちゃんが清拭に来てくれて。
俺外いといた方がいいかな、とか思ってたら、まさかの一言。
緑｢ん、じゃあ次体勢変えるな？…そうそう、こっちから拭いてあげて？｣
意識もなくて、体も動かせへんAやけど、なんとなく、気持ちよさそうな顔。
緑｢おっ、気持ちいい顔してるわ(笑)｣
神ちゃんもそう言ってくれたから、きっと気のせいなんかやないと思う。
…そして、その時は急に来た。
最後にAの手を拭いてる時。
ほんまに一瞬、ピクって指が動いて。
ハッとしてAの顔を見たら、ぼんやりやけど、薄く目が開いてた。
神ちゃんもびっくりしてて、ふたり抱き合って泣いたなぁ(笑)
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みー(プロフ) - 初めて読ませていただきました。更新をするのを楽しみに待っています。お体に気をつけて頑張って下さい。 (2020年5月29日 1時) (
レス) id: 4b53f5dd0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆら、 | 作成日時：2020年5月27日 14時
