一つ屋根の下 ページ1
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ピピピピ
ピピピピ
目覚ましのけたたましい音が夢うつつの中で聞こえてきて、
重いまぶたを開いてから手を伸ばして目覚まし時計のボタンを押す。
目をごしごしとこすりながら寝返りをうつと、
隣には枕を抱きしめながら寝てる大倉さんがいた。
いつ見ても綺麗な寝顔....。
昨日、何時に帰ってきたんだろう。
大倉さんを起こさないようにそっとベッドから出て
パーカーを羽織るとリビングのドアを開ける。
最近こういうの多いなぁ。
大倉さんが夜中とか明け方に帰ってくるから私は先に寝ちゃって
朝は私の方が早いことが多いから先に家を出て、
そんな感じで喋ってる大倉さんを見るのはテレビでのほうが多いかもしれない。
大倉さんのマンションに越してきて
なんだかんだ一年が経とうとしてる。
だから大倉さんと出会ってからだともうすぐ二年くらいになるかもしれない。
大倉さんに言われて夜勤はしないようになったけど
朝から夕方までは相変わらずバイトを入れてて、
最近さらに忙しい大倉さんと生活リズムが全然違うから
同じ家に住んでるとはいえこうやってまともに会話を交わさない日が続いたりもする。
寂しい、
なんて思っちゃいけない。
こうやって同じ家に住まわせてもらって
帰ってくるところが同じなだけで充分幸せ。
二人分の洗濯物を回して、
朝食は和食派の大倉さんのためにご飯を炊いてお味噌汁を作って、
着替えるためにまた寝室に戻ると大倉さんはさっきと違う体制で寝てる。
寝相悪いなぁ、って微笑ましくそれを見ながら着替えてたら、
「......A？」
寝返りをこっち側にうった大倉さんから掠れた声が聞こえた。
まだ開けるのが辛そうな瞼がゆっくり開いて私を見る。
「ごめん。
起こしちゃった？」
「んーん。
もう行くん？」
久しぶり会話を交わしたかもしれない。
横たわりながら寝ぼけ眼で私を見る大倉さんはあくびをしてから
髪の毛をガシガシとかく。
「うん、あと少ししたら。」
「少しって？何時？」
「7時40分。」
「まだ20分あるやん。
一緒に寝とこうやぁ。」
長い腕が伸びてきてベッドの脇に立ってた私の腕を掴む。
一年経つというのに、
こういう状況の時、相変わらず私の心臓は破裂しそうなほどドキドキしてしまう。
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けー(プロフ) - はじめまして、いつも密かに読ませていただいてます。丸山さんのお話を読みたいのですがパスワードをお教えいただけませんでしょうか？二十歳はとっくに過ぎてます(苦笑) (2018年2月5日 17時) (
レス) id: 0a1704cff3 (このIDを非表示/違反報告)
かなえ(プロフ) - はじめまして！いつも楽しくお話読ませていただいてます。丸山さんの話の続きがとても気になるのでパスワード教えていただけると嬉しいです！ (2018年1月29日 15時) (レス) id: f6bacbef98 (このIDを非表示/違反報告)
ねねけろ(プロフ) - 本気で愛深めました、連載お疲れ様でした！何回も最初から読み返すほど大好きな作品です！コメントで申し訳ないんですけど丸山さんの作品パスワーク教えていただけますか？成人はしてます！！ (2018年1月28日 18時) (レス) id: 88a3919034 (このIDを非表示/違反報告)
ぐん(プロフ) - はじめまして、ボードにたどり着けずこちらから失礼致します。丸山さんのお話拝見していました。是非続きを拝見させていただいたいので、パスワードを教えて頂けないでしょうか？ (2018年1月27日 12時) (レス) id: f286bcfcbe (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - はじめまして！ボードにたどり着けず…こちらから失礼します。続きがとっても読みたいです。パスワードを教えていただけると嬉しいです！ (2018年1月26日 21時) (レス) id: 323a1bc773 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たむこ | 作成日時：2017年12月3日 10時
