プレゼント ページ7
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電車の中も、降りた駅も、まっすぐ歩けないくらいの人、人、人。
日曜だから混んでるのかなって、
アホなことを考えてから、
さっきクリスマスイヴだって思ったばっかりじゃん。
って自分でツッコミを入れる。
あー....失敗した。
もっと早く手土産のこと考えるべきだった。
人混みに慣れてない私は挙動不審になりながらなんとか駅構内を抜けて、
駅と繋がってるショッピングビルまでたどり着いた。
こんなとこ来たのいつぶりだろ。
クリスマス仕様のお店も、
手を繋ぎながら買い物をしてるカップルも、
楽しそうな女の子達も、
流れてくるクリスマスソングも、
全部キラキラ眩しくて、場違い感がハンパない。
とりあえず、
ファッションのフロアを抜けて食べ物売ってるとこ行かなくちゃ。
エスカレーターを探そうとフロアマップの前から歩き出そうとした時に
すぐ横にアクセサリーショップがあることに気づく。
私には無縁だなー。
なんて流し目に見てたら、
店頭に出てるたくさんのピアスが目に止まってつい足を止めてしまった。
大倉さん、ピアスいつもしてたな。
中でも、真ん中に置いてあるシルバーのピアスがきらきら光ってみえて、
大倉さんに似合いそう。なんて、手にとって見てみる。
小さくてシンプルだけど、綺麗。
「そちらの商品男女兼用なので、
男性へのプレゼントでも喜ばれますよー。
素敵ですよねぇ。」
突然話しかけられてびくっとすると、横には綺麗な店員さんが立ってた。
「そうなんですね.....。」
でも、こんなの私の手には届かないんだろうなー、と、
ひかえめに裏側を見てみたら意外にもすごく高価なわけじゃなくて。
先月かなり稼いだし、
節約生活してたからセーブもできたし、
これくらい、大丈夫かな。
思えばいつもしてもらってるばっかりで、
私が大倉さんのこと喜ばせたことってない気がする。
クリスマス、だし。
純粋にいつものお礼として。
「これ、下さい。」
店員さんはにっこり笑ってレジまで案内してくれて、
小さくてツヤツヤした白い紙袋に入れて渡してくれた。
.....喜んでくれたらいいな。
そんな思いをそっと込めて、カバンの中にしまった。
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あいる - 見ていてハラハラドキドキして…最後は本当に結ばれてよかった(T＿T)感動して泣きそうになりました！続編書いてください…お願いします！！ (2018年1月9日 19時) (
レス) id: 257719f120 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)うちなーえいたー(プロフ) - めっちゃ面白かったです！！読んでいくうちに時間を忘れるくらいに夢中になってました！ほんとに面白かったです！続編見たい…笑 (2018年1月2日 12時) (レス) id: 4785f61d0c (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 面白かったです。また続編書いてほしいです。 (2017年12月4日 9時) (レス) id: cd0c82d3f8 (このIDを非表示/違反報告)
yun - 遂に完結してしまった…(;_;)完結おめでとうございますと寂しい気持ちで一杯です！その後の二人を番外編で書いていただけたらありがたいです！新作も読ませて頂きます！ (2017年11月26日 23時) (レス) id: cc0f8e9dc9 (このIDを非表示/違反報告)
ookura___01(プロフ) - 続編とっっっても嬉しいです！完結して嬉しくも少し悲しくもあったので！まだまだこの物語にひたっていたいです！ (2017年11月24日 11時) (レス) id: c74f61b30a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たむこ | 作成日時：2017年11月12日 10時
