No.8 ページ8
あれから7年が経った。小学校は卒業し中学へ入学。入学先はデク君と同じ中学校。親からは別の中学を進められたがデク君と同じ中学に進学を決めた。
小学生へと上がるとデク君はいじめがエスカレートしさすがに止めないといけない事案が多くなる。そのせいかクラスもずっと一緒でデク君お世話係だと先生からは認知されていたであろう。
爆豪とは幼少期に関わってなかったのとデク君に付きっきりなのもあって暴言を吐かれます。先生も注意しないしもう雄英高校入るまでは関わるだけ損だと実感しデク君のいじめを止めるだけ止めて放置。
本当は仲良くしたいけどこれは関わりたくなかったそしてもう中学2年生。精神年齢は30を越えてる。
中学の授業も百々ちゃんとのお茶会で大学付近まではマスターしていたこともあり、テストもほとんど100点を取れていた。まさに百々ちゃん様々。
そして今日もトイレで怒号が聞こえてくる。そう爆豪だ。毎日毎日いじめを繰り返すから困る。
「おい。何度言えば分かるんだぁ？」
「あ……れ………は」
デク君はデク君で逃げないし。それと爆豪は内申に効くの分かってるんかな？呆れつつもトイレへ全力ダッシュで向かう。
「爆豪、もうやめてくんない？毎回毎回トイレに連れ込んで流石に内申に響くよ？」
「あ"？毎度毎度なんで関係ないイカ野郎がかかわってくんだよ！デクが悪いんだろ？」
これが毎日続くとしんどくなるし適当にあしらう。
「そもそも、出久君に謝んなよ？謝ることも出来ないの爆豪君？」
「デクなんかに俺が謝るんだぁ？」
毎回こうなる。こうなったらデク君連れて逃げるのが最善。中学生になってもこれだよ。いっそのことかっちゃんと仲良くしていじめ起こさないよう誘導すべきだった。
そんな日々が入学してから1年と半年経っていた。時の流れは早い。そろそろ原作が本格的にスタートする時期になる。ヘドロヴィランやデク君とオールマイトが関わり合ってこの比較的平和な時代は幕を閉じるのだ。
そして、新な時代の幕開け。その第一歩として目標にあった『内通者になる』これを実行に移すために電車で東京まで来ている。
何故か？それは
親は過保護だけど中学生になったことと自分の意思を尊重したいとかで基本は好きにしてくれるようになった。だから門限の17時を過ぎなければ問題ない。
そしてやっと見つけたそのバーの扉を開く。
カランコロン
「おい誰だ？黒霧、先生の知り合いか？」
その声を耳にしAはバーへと足を踏み入れた。
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作者名：細波 | 作成日時：2024年3月28日 22時
