個性『インクリング』で行く二人目の雄英内通者！ (ページ26)

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今現在は車の中。流石にデク君が爆豪と話すシーンは無理でした。そして親からのお叱りを受けてます。

「A気を失うなんて心配にならないわけがないだろ！？」

結構本気で怒っていてすいませんとしか言えてない。そして謝り続けどれくらいの時が経ったのだろうか。実際は数分だがそれほど長く感じる。我が家の前に車は停車し、車から降りると抱き締められた。

「A無理しないでくれ。これ以上危険なことがあればお父さんどうなると思ってるんだ……？」

もう10年以上の付き合ってるお父さんに言われると息が詰まる。もうあの人を親だと認識しているんだと実感してしまう。

お父さんからは涙が流れており忙しいのにここまで子供を想っているそんな人を将来的には裏切ることになる。それは変えようのない事実だ。それでもそれまではちゃんと心配させないように心掛けよう。

家に入りいつもより早めの食事。たまにはカレーとかも食べたくて作って貰った。お金持ちって庶民の食べ物なんて食うわけないだろ系の人が多いが両親は違っており結構美味しく食べている。

夜も更け部屋の鍵を閉める。盗聴はされていないことは確認済み。足音もすぐ拾えるようにと近場にマイクを置いてある。

真っ暗な自室にスマホから放たれるブラックライトが目に入る。今スマホでメールを確認をする作業。

この時期の弔君は原作では精神年齢5歳児だったのが今は成長しているしイライラが見えてる文面はない。なんならUSJ事件では自分の腕を崩壊させる可能性に怯えてるし。なんだかんだ信頼されてて結構仲良くもなってるしそう心配するのは仕方がないか。

そして明日マスコミ事件が起きる。カリキュラムを盗むのは自分の役目ではないと伝えられてるしデク君達とお昼をのんびり食べるか。

朝日は登り鳥達は囀ずってる。いつものようにリュックに教科書、筆記用具を詰め朝食を食べに行く。完食し制服に着替えリュックを背負う。

そして今向かってるのはデク君の家。早く全寮制になって欲しいとつくづく感じます。デク君とは昨日の訓練の反省と怪我について話した。

そして校門にはマスコミがうじゃうじゃ湧いており邪魔。そんなマスコミは雄英生徒に片っ端に声をかける。流石に答える生徒はおらずイラついてる様子。

そんなマスコミはデク君の元へと走りよってくる。そのついでで自分までマイクを向けられるし。

「オールマイトの授業はどんな感じです？」

マスコミから逃げようにも囲まれるしで適当に答えるほうが楽と判断し口を開く。

「あなた達とは違ってモラルがありますね」

そう答えてからデク君の腕を引っ張りその場を離れた。