No.21 ページ21
本格的に学校が始まる。今日は２日目の学校だ。授業もみっちり詰まっている。午前は必修科目。英語などの普通の授業だ。思っていたよりも普通の授業でがっかりしている。第1に学校だから仕方がない。
昼は大食堂で一流の料理を安価で頂ける。ヒーロー科なこともあってか周りの視線が痛いけど料理は美味しい。お値段も良心的だし。
そして食事も終わり午後のヒーロー基礎学の時間。その名の通りヒーローの基礎についての授業だ。チャイムが鳴り皆着席している。
「わーたーしーがー！！普通にドアから来た！！！」
オールマイトが普通にドアから教室に入る。
「オールマイトだ……！！すげぇや。本当に先生やってるんだな……！！」
「
「画風が違いすぎて鳥肌が……」
とそれぞれ反応を示す。画風はメタ要素だったハズなのにマジで違う。目がおかしいのかと思うほど違った。
「ヒーロー基礎学！ヒーローの素地をつくる為の様々な訓練を行う科目だ！！そして単位数も最も多いぞ！」
「早速だが今日はコレ！！戦闘訓練！！！」
「そいつに伴って……こちら！！、入学前に送ってもらった「個性届」と「要望」に沿ってあつらえた……
「「おおお！！！！」」
皆が声で喜びを伝える。なんなら切島君なんかは立ち上がってまでいるし。
「着替えたら順次グランドβに集まるんだ！！」
「「はーい！！」」
「格好から入るのも大切な事なんだぜ？少年少女！！自覚するのだ！！！今日から自分は……ヒーローなんだと！！」
コスチュームに着替え始めての戦闘訓練。コスチュームを着ると自身がヒーローの卵なんだと実感する。それにどこか興奮を覚えながらグランドへと足を運んだ。
「さあ！！始めようか有精卵共！！戦闘訓練のお時間だ！！！」
見慣れたコスチューム姿のクラスメイト。一部女子には少し見てはいけないものがあるが気にしたら負けだ。案外パツパツスーツは人気なのか一定数いる。結構際どい。
「良いじゃないか皆、カッコイイぜ！！」
一方でデク君はお茶子ちゃんといちゃこらしてました。仲良くしてるのは良いことだね。うん。
「先生！！ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか！？」
「いいや！もう2歩先に踏み込む！屋内での対人戦闘訓練さ！」
「敵退治は主に屋外で見られるが統計で言えば屋内のほうが凶悪敵出現率が高いんだ」
「軟禁、裏商売……そのヒーロー飽和社会ゲフン」
「真に賢しい敵は屋内にひそむ！！」
「君らにはこれから「適組」と「ヒーロー組」に別れて2対2の屋内戦を行ってもらう！！」
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作者名：細波 | 作成日時：2024年3月28日 22時
