No.14 ページ14
0Pの仮想敵が出てきたことによりビルなどの建築物が壊れ砂埃をあげる。0Pの仮想敵の出現ポイント付近に一人の少女が瓦礫で足を挟まれ動こうにも動けない。
何を隠そうが彼女は
「ねえ。あの仮想敵を倒せる？」
倒せるとは思わないが一応聞く。元々あれには絶縁体が入ってると思うけど。
「いや無理！さっき試したけど中まで電気が入らなかったって！てか逃げればいいじゃん！そもそもお前誰！？」
いきなり話し掛けても答えてくれるの助かるわ。仮想敵が出現したことで周りの試験者は誰もいない。こんな時こそヒーローの本質を見極められる。
「なら、あの仮想敵には絶縁体が入ってるのかも。僕一人じゃあの仮想敵を倒せない。今あの仮想敵の近くに女の子が動けなくなってるそれを助けたいんだ」
「でもよ……俺じゃ無理だって！」
「だから僕が表面の装甲を剥がすから中の基盤を破壊して！無理？今ここにいるのなら仮にでもヒーローの卵だ！ヒーローが諦めてどうするよ！」
「あーっ！わーったよ！やればいいんでしょやれば！」
「それでこそ未来のヒーローだよ！僕はA。君は？」
「俺は雷鳴電気！やるっきゃねぇんだよな！A！」
「うん！雷鳴君！」
Aはスペシャルウェポン『ショクワンダー』を発動させ、仮想敵の装甲にてを伸ばし装甲に切れ目を入れる。装甲の切れ目にジムワイパーをはめこみ装甲をひっぺがすと雷鳴君を抱え装甲の剥がれた場所に連れていく。
「それじゃあ、いっちょお見舞いしてやるよ！120万ボルト！！」
そう高々に声を上げ仮想敵を倒した雷鳴君を捕まえて葉隠れさんを助け離れた。
試験終了
そうアナウンスが流れる。辺りは瓦礫が散乱し怪我人も出ていた。そんな怪我人の前に現れたのはリカバリーガール。彼女が怪我人を回復し回っている。
自分は特に怪我もしておらず雷鳴君達とは分かれデク君と合流しに向かう。ただ、デク君は右腕と両足を破損していたこともあり雄英高校の校門の前で待っていると雷鳴君と目があった。
「なあなあ！ここでであったのも何かの縁じゃね！だから連絡先交換しようぜ！」
最終的に連絡先交換は断ることも出来ず連絡先を教えて貰った。陽キャって怖い。そんなことはさておきデク君が校門へと向かってくる。
「あっ！Aくん待たせてごめんね」
「大丈夫だよ。出久君はどうだった？」
試験について話ながら帰路に着いたAと出久であった。
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作者名：細波 | 作成日時：2024年3月28日 22時
